ホスト: アンドリュー・ナポリターノ判事
ゲスト: ジェフリー・サックス教授(経済学者、国際政治評論家)
20/04/2026
インタビューの概要
1. ウクライナ戦争は終わっていない
- 毎日戦闘が続いており、ドローン戦も激化している。
- ロシアは目的達成のために戦い続け、欧州はさらに武器を投入する構え。
- 一部の欧州諸国は、国外に逃れた若いウクライナ人男性を強制的に送還し、前線に送ろうとしている。
- 欧州の指導者たち(欧州委員会、マクロン、スターマーなど)は、ロシアとの平和的共存を拒否し、新たな「鉄のカーテン」を東に引こうとしている。
- サックス教授はこれを「悲劇的で自滅的な過ち」と批判。ロシアと欧州は本来、天然資源と産業で補完し合う関係だが、それが断ち切られた結果、ロシアは中国との連携を強めている。
2. アメリカの外交政策への批判
- 米国の外交政策は「原則がなく、暴力・政権転覆・嘘・欺瞞に基づいている」。
- ロシアは1945年以来、CIAの政権転覆や色の革命を経験しており、米国の手法をよく知っている。
- イランは依然として米国に対して「公平であってほしい」という期待を持ちすぎているが、実際には米国は交渉の相手さえ爆撃・暗殺する。
3. イランをめぐる最近の停戦とその崩壊
- 一時的な停戦が合意されたが、イスラエルがすぐにベイルートを絨毯爆撃し、停戦は崩壊。
- 米国は「レバノンは対象外」と言い、パキスタンの調停者は「対象内」と反論。
- イランが海峡封鎖で応酬すると、トランプは海上封鎖を宣言。その後、イスラエルが爆撃を止めるとイランも海峡を開いたが、米国は封鎖を続けた。
- サックス教授はこれを「米国の粗野な傲慢さの表れ」と断罪。
- トランプの発言の真の意図: 1979年のイラン革命(米国支配からの脱却)以来47年間、どの大統領も成し遂げなかった「イランの再支配」を自分はやる、というもの。核問題などは建前にすぎない。
4. 戦争の「ビデオゲーム化」と道徳の崩壊
- 現在の米国指導部(トランプ、ネタニヤフ、ウォルツら)は、戦争をビデオゲームのように扱い、人命を軽視している。
- パランティアやアンデュリルなどのAI・防衛企業がホワイトハウス内で強い影響力を持ち、標的選定もAIで行われる。
- 女子校生の殺害に対しても、誰一人として悲しみや謝罪を表明しなかった。
- ネタニヤフは過越のメッセージで「イランにもたらした10の災い」と語り、聖書を殺人の正当化に使っている。
5. 国際法違反の公然たる無視
- 米国大使(マイク・ウォルツ)は国連で「橋や発電所は合法的な軍事目標だ」と発言。
- しかし国連憲章第2条第4項は「武力の行使または脅威の禁止」、第51条は「武力攻撃を受けた場合の自衛のみ例外」と定めている。
- 橋や発電所の破壊を脅す行為はそれ自体が違法。サックス教授は「米国大使は国連憲章の最初の言葉さえ知らない」と批判。
6. 結論:平和の見通しは極めて暗い
- 米国・イスラエルは新たな大規模侵攻を準備している(空母打撃群3隻、数万人の兵士)。
- イランが降伏しない限り、さらに破壊的な戦争の第2ラウンドが避けられない。
- ワシントンには誠実さや道徳感が完全に欠如しており、アメリカ国民も戦争機構をコントロールできていない。
全体のトーン
- 非常に批判的・悲観的。米国政府・欧州指導部・イスラエル政府を強く非難。
- 戦争は終わっておらず、むしろ拡大の兆しがある。
- 国際法・道徳・理性が完全に無視されている現状への警鐘。

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