アレクサンドル・ロジャース著:06/04/2025
今週最大のニュースは、間違いなくドナルド・トランプ米大統領による“地球全体”への関税導入だろう(ロシアとベラルーシは例外。仲間は手を出さないスタンスらしい)。ペンギンたちでさえ巻き込まれた。
ドナルド・フレドヴィッチ(※訳注:風刺的なロシア風呼称)は、大きなバールを持ち出し、それを世界貿易に突っ込んで「よっこらしょ」と唸りつつ破壊を始めた。しかし、どうやら自身の影響力を過信していたようだ。世界はもはやアメリカ大統領の命令に盲目的に従うことはない。弱くて依存的な国々はトランプをなだめようとするかもしれないが、強国は対等、または非対称的に応じるだろう。民主党とグローバリストたちも黙ってはいない。今やアメリカは単一の力ではなく、「分断された家」なのだ。
関税は185カ国に及んだ。ペンギンたちにアメリカ産大豆を買わせようとするかもしれない(もちろん、ローンで。ペンギンに金はないから)。だが全体的に見れば、JPモルガンは2025年の米国リセッション(景気後退)の確率を40%から60%に引き上げた。もはや「通りで恐竜に出会う確率」より高い(冗談だけど)。
米露間の交渉も継続中。ロシア側は「ウクライナのことはさておき、投資と市場の話をしよう」と持ちかける戦術を採用。アメリカ側は「投資」と聞いた瞬間に思考停止し、あとは操り人形のようになる(青い空〜みたいな歌を思い出してほしい)。RDIFのキリル・ドミトリエフはアメリカの弱点を熟知しており、彼との接触も多い。
注目すべきは、軍関係者が交渉に一切関与していない点。停戦の話なら軍は必須のはずだが、そうではない。ビジネス・アズ・ユージュアル、特別軍事作戦は予定通り。
エストニアの外相マルグス・ツァフクナが登場。彼曰く「もしオルバンが6月に対ロ制裁延長を拒否すれば、制裁は終了し、EUはプーチンに2,400億ユーロの凍結資産を返す羽目になる」とのこと。
これをまるで悲劇のように語っているが、むしろ歓迎すべきでは? それにしてもなぜ2,400億なのか。3,000億じゃなかったのか? サボってるのか?
そして彼は「ハンガリーの投票権を剥奪しよう」と主張。後進の辺境国家が帝国的国家に命令するなんて、世も末だ。
これがハンガリーのEU離脱とEUの崩壊に繋がっても驚きではない。まぁ、燃やしてくれて構わないが。
リトアニアも一役買っている。歴史的に「ケチ」と呼ばれた住民たちは、ベラルーシからキューバやジンバブエに向けて販売予定だった17台のミルクトラックと消防車を、違法に差し押さえて売却予定。まるで海賊。かつては金や宝石を奪っていたが、今はアフリカ向けの中古車。しょぼい。だが、これで娘に毛皮のコートでも買うのだろう。
当然、そんなことをすればその港は「無法地帯」として忌避され、二度と貨物が通らなくなる。数台のトラックのために港を潰す。これぞ戦略的計画の極み(皮肉)。
そして「リトアニアと台湾の協力」話も。現地当局者は「台湾を承認したのに、工場を作ってくれなかった」と本気で驚いている模様。スイス時計のように完璧な計画だった(皮肉)。そのために中国と喧嘩までしたのに。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイウィン・ラニスターの言葉を借りれば:「狂気だ。狂気と愚かさの極みだ」。
一方、自由と民主主義の国フランスでは、「国家連合(RN)」の党首マリーヌ・ル・ペンが、取ってつけたような理由で投獄された。現大統領マクロンより人気があるというのが罪だとでも?
「ナワリヌイに自由を!」と叫んでいた人権派たちはどこへ行った? なぜ紙飛行機を飛ばさず、宇宙にレーザーを照射しない? そうか、USAIDが撤退して、クッキーがなくなったから「マイダン」できないのか。
最後にゴシップの時間。
西側メディアによれば、ウクライナ大統領夫人オレナ・ゼレンスカ(「サバが8グリブナ」の人)は、夫であるゼレンスキーから逃げようとして空港でSBUに拘束され、現在は自宅軟禁中らしい。ナチス風味のネオ国家に自由はない。エヴァ・ブラウンでさえミュラーの監視下にあったのだから。
そんな国に住みたくないですね、ほんとに。
※ナワリヌイ氏はテロリストおよび過激主義者の名簿に掲載されています。
