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ニマ・アルコルシド💬スコット・リッター:トランプは深刻な危機に直面——中国とロシアがイランに致死兵器を供与!

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インタビュー概要:スコット・リッター氏(元米海兵隊諜報将校)× イラン・中東情勢分析(2026年2月11日)

「12日戦争」の現実認識

  • イスラエルは勝利しなかった。 リッター氏は、イスラエルが米国の外交的掩護を利用して仕掛けた奇襲攻撃が「一撃必殺」を狙ったものだったが失敗に終わったと主張する。イランは迅速に回復し、戦闘を通じて支配権を回復、反撃作戦を継続的に展開した。
  • イランのミサイルが決定的だった。 戦争終結時には、イランのミサイルはイスラエル全土のあらゆる標的を攻撃可能な状態となり、一方でイスラエルのイラン攻撃能力は著しく低下した。ネタニヤフ首相が戦争終盤に「握手」のジェスチャーを見せたのは、イスラエルが「防衛手段を失った」と自覚した表れだった。
  • イスラエル空軍優位の神話は崩壊。 イラン空軍のF-4ファントムやF-14が依然として飛行し、イスラエル機を撃退(攻撃中止に追い込む)する能力を示したことから、イランが「完全に無防備だった」とする主張は誤りである。

米軍の軍事的姿勢:誇張された能力

  • 空母2隻では不十分。 リッター氏は、現在の展開(空母2隻)を湾岸戦争時(イラク相手に空母打撃群6つ。なおイラクはイランの約1/4の規模)と比較する。1991年ですら米軍は移動式発射機19基を破壊できなかった。イランははるかに高度な能力を有する。
  • 米軍基地と空母は脆弱。 イラクとは異なり、イランは攻撃発進に使われるすべての空軍基地を攻撃可能であり、空母も「追跡・攻撃」の対象となる。「空母が海に穴を空けるだけ」といった無防備な行動は「非現実的」である。
  • パトリオット/THAADの限界。 これらの迎撃システムは、イランが1日数百発規模で発射するミサイルの飽和攻撃には対応できない。

「外交」の欺瞞

  • 米国の唯一の目的は政権転覆。 リッター氏は「米国が受け入れ可能な外交的解決策は政権転覆以外に存在しない」と断言する。核問題は「単なる口実」にすぎない。
  • 米国交渉チームの構成。 交渉チーム(スティーブ・ウィトコフ、ジャレッド・クシュナー)の100%が「シオニスト的・親イスラエル派」であり、実質的にネタニヤフの代理人であると指摘。
  • クシュナーの「影の政府」構築。 イランとの交渉前に、クシュナーはイランの反体制勢力と会い「新政権」の形成を画策。これが米国の真の目的を露呈している。
  • 合意は不可能。 イランはミサイルを放棄できない。これらは国家存立の唯一の抑止力であり、手放せば「今日のイランは存在しなかっただろう」。

ロシアと中国:限定的だが実質的な支援

  • 安保枠組み協定の遅れ。 「12日戦争」前にイランがロシアとの安全保障協定を批准していなかったため、ロシアの支援が制限された。現在はこの問題は解消済み。
  • ロシア支援の痕跡。 イランがイスラエルのドローンに使用されていたスターリンク通信を突然遮断できたのは、「ロシアの支援の臭いがする」と指摘。ウクライナ戦での経験が活かされた可能性。
  • 先進戦闘機の供与。 ロシアは予備機ではなく、実戦配備中のMiG-29やSu-27(F-15/F-16と同等の能力)をイランに提供。
  • 中国の役割は不明確。 中国製航空機がイランで飛行しているとの情報はあるが、正式な防衛協力関係は確認されていない。J-20ステルス戦闘機の供与は未確認。
  • 現実的見方。 ロシアも中国もイランのために戦争を仕掛けることはない。イランは2005年以降20年以上にわたり、地下都市や冗長化されたシステムを含む自国防衛体制を独自に構築してきた。

トランプ政権の評価

  • 大統領職ではなく個人崇拝。 リッター氏はトランプ氏を「独裁者」かつ「道徳的・身体的な臆病者」と批判。「ダボス会議での『俺は独裁者だ』発言」や「NYTインタビューでの『法の支配など俺には関係ない』」を根拠に挙げる。
  • 「取引」と「条約」の違い。 トランプ氏はマフィア的な「取引(すぐに破られる前提)」を好み、拘束力のある条約を軽視。ロシアとの交渉でも「7人組」が合意内容を即座に再交渉する事例があった。
  • 戦略的矛盾。 トランプ政権はイランに対し、ミサイル放棄(自殺行為)、地域同盟支援の停止、イスラエル優位の受容を要求。主権国家として受け入れ不能な条件である。
  • 能力への個人攻撃。 リッター氏はトランプ氏を「根本的に無知」と断じ、専門知識のないイデオローグに囲まれていると批判。

地域情勢と平和への道筋

核不拡散体制の崩壊

  • NPT(核拡散防止条約)は事実上終焉。 米国が核弾頭をミサイルに搭載し、保有数を1,550発から約3,000発へ増強したことで、核兵器が「国家安保の本質的要素」と見なされるようになり、NPTの基本的合意が崩壊した。
  • 世界的な核拡散の連鎖。 サウジアラビア、トルコなどが核開発を加速。米国自身が「核兵器を国家安保の不可欠な要素」と位置づけたことで、他国にも追随を促している。
  • イランの法的立場。 イランの60%濃縮は、NPT第4条(平和的核利用の権利)の下で違法ではない。特に原子力潜水艦用燃料開発の文脈では正当化される。

メタ的考察:米国政治とメディア

  • 候補者の「仕組まれた選出」。 リッター氏は、AIPACなどの「ユダヤ系資金」と政党委員会が事前に候補者を決定しており、有権者は「事前承認済み候補」の中からしか選べないと批判。
  • 学界・メディアの腐敗。 大学や専門家(トリタ・パルシ氏など)が親イスラエル勢力に支配され、「イランのデモ参加者は金で雇われた」といった虚偽ナラティブを流布。
  • イランは機能する民主主義国家。 選挙で選ばれる議会、大統領、専門家会議が存在。最近の抗議運動によりヒジャブ着用ルールが緩和されるなど、民意に応じた政策変更が起きている証拠。

重要な警告

  • 戦争の危険性が高まっている。 マルコ・ルビオ上院議員が在イラン米国人に退去を呼びかけ、クシュナーが「新政権」準備を進めていることから、爆撃作戦の前兆と見なされる。
  • 先制攻撃の正当性。 イランは国連憲章第51条およびキャロライン原則に基づき、米国・イスラエルの脅威に対して先制攻撃する法的権利を有するが、国民を戦争に巻き込まないために自制している。「国民を愛し、戦争に引きずり込まない政府」の証左である。
  • トランプ氏による暗殺未遂疑惑。 リッター氏は、トランプ氏がプーチン大統領との通話中にCIAにドローン攻撃を指示、またイラン最高指導者への暗殺未遂も画策したと主張。これらの事実はモスクワとテヘランによって「握りつぶされている」と指摘。