locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

アキレシュ・ナガリ⚡️解説:口止め料裁判で有罪判決でもトランプは大統領になれるのか?

www.indiatoday.in

アキレシュ・ナガリ著:31/05/2024

ドナルド・トランプは木曜日、ニューヨークで34の訴因すべてで有罪判決を受け、大統領2期目への出馬が決まったが、2025年を大統領執務室で過ごすのか、執行猶予中なのか、それとも刑務所で過ごすのかは不明だ。

要約

  • 刑務所での大統領選挙運動は米国史上前例がないわけではない
  • 前科も実刑判決もトランプの大統領就任資格には影響しない
  • トランプは有罪判決を不服として保釈される可能性もある。

ドナルド・トランプがポルノ女優への口止め料を違法に隠蔽した罪で有罪判決を受けたことは、たとえ11月5日の選挙前に実刑判決を受けたとしても、共和党候補がホワイトハウス奪還キャンペーンを展開することを妨げるものではない。

その理由は以下の通りだ。 前科があってもトランプは大統領になれるのか?

合衆国憲法は、大統領は35歳以上で、14年間この国に住んでいる米国市民でなければならないと定めているだけだ。

前科も実刑判決も、トランプの資格や大統領になる能力には影響しない。理論的には、11月5日の選挙で民主党ジョー・バイデン大統領を落選させれば、刑務所や拘置所から宣誓することができる。

獄中での大統領選挙運動は米国の歴史上、前例がないわけではない。1920年の大統領選挙では、社会主義者のユージン・デブスが刑務所から出馬して落選したが、トランプとは異なり、彼は真剣な候補者ではなかった。

トランプは刑務所に入るのか?

裁判官がどのような判決を下すかはまだわかっていない。

トランプは非暴力犯罪の初犯であり、犯罪歴のない者がビジネス記録の改ざんだけで有罪判決を受け、ニューヨークで実刑判決を受けることは稀である。罰金や執行猶予といった処分が一般的である。

トランプ氏の業務記録改ざん罪の最高刑期は懲役1年~1年半~4年だが、実刑を伴うケースでは、被告は通常1年以下の刑期を言い渡される。

罰金以上の処分が下された場合、トランプは投獄されるのではなく、自宅軟禁や外出禁止令に処される可能性がある。

元大統領であるトランプ氏には生涯シークレットサービスが付きまとう。

また、有罪判決を不服として控訴している間は、保釈される可能性もある。

有罪判決は選挙にどう影響するのか?

口止め料事件は、トランプが直面している4つの刑事訴追の中で最も影響が小さいと広く見られているが、有罪判決は選挙に影響を与える可能性がある。

世論調査によれば、有罪判決は、ほんの一握りの激戦州で数万票の差で決まる可能性のある選挙で、トランプ氏の票を失う可能性がある。

月のロイター/イプソスの世論調査によると、共和党員の4人に1人が、刑事裁判で有罪が確定したらトランプ氏に投票しないと答えた。同じ調査では、無党派層の60%が、トランプ氏が有罪判決を受けたら投票しないと答えている。