ラリー・ジョンソン著:26/04/2025
以下は、提供された英文の日本語訳です。軍事演習の名称や専門用語は適宜カタカナ表記にし、必要に応じて注釈を加えています。
2011年から2021年までのウクライナ軍拡大の軌跡
2011年から2021年にかけて、ウクライナ軍の規模は劇的に拡大しました。2018年以降、現役兵士数は20万人で安定したものの、予備役は10倍に増加。この成長は、NATOおよびUSEUCOM(米欧州軍)との年間軍事訓練によって支えられました。こうしてウクライナはロシアとの戦争に備える態勢を整えたのです。
2010年時点のウクライナ軍
2022年直前の状況
- 現役兵力: 20万~25万人
- 予備役: 90万人に急増
国際平和維持・安全保障センター(IPSC)の役割
2007年に設立されたウクライナ・ヤヴォリフのIPSCは、2011年以降、「ラピッド・トライデント」などの多国間演習を通じてNATOとの連携を強化。2022年3月13日、ロシア軍のミサイル攻撃により施設が破壊されるまで、訓練の中心地として機能しました。
軍事演習の変遷
- 「シー・ブリーズ」演習: 2017年から内容が変化。従来の「海上保安・海賊対策」から「上陸作戦・対潜水艦戦」へ移行。NATOの攻撃的側面が顕著に。
- 参考動画: 2017年、米海兵隊のウクライナ黒海沿岸上陸訓練
年別主要演習一覧(2011-2021)
2011年
ラピッド・トライデント(6-7月)
シー・ブリーズ2011(7月)
2014年(クリミア併受け後)
- シー・ブリーズ2014: 対潜水艦戦に重点シフト
- フィアレス・ガーディアン(準備開始): 米軍によるウクライナ国家親衛隊の反乱鎮圧訓練
2015年
- ラピッド・トライデント2015: 18か国1,800名が参加し、NATO連携を強化
- シー・ブリーズ2015: 初めて水陸両用作戦を本格実施
2017年
- シー・ブリーズ2017: 攻撃的な水陸両用戦術が主要テーマに
- クリア・スカイ2018(準備開始): 航空戦に特化した初の大規模演習
2020年
2021年(ロシア侵攻直前)
- ディフェンダー・ヨーロッパ2021: 28か国が参加し、ヤヴォリフで大規模地上戦演習
- シー・ブリーズ2021: 30か国5,000名が参加。ロシアが「挑発」と非難
総括
この10年間でウクライナ軍は、NATOとの演習を通じて「対ロシア戦」に特化した能力を獲得。特に2014年以降は、米欧州軍主導の訓練により、予備役の質・量ともに飛躍的に向上しました。2022年の全面侵攻に際し、この準備が「戦争の舞台」を設定したと言えるでしょう。
