ラリー・ジョンソン著:18/05/2024
そう、レイ・チャールズを掲載するが、レイのジョージアのことは考えていない。そうだ。グルジアで色彩革命を起こそうとする欧米の必死の努力について考えているのだ。なぜなら、同国の議会は、国内の政治団体が外国人から少なくとも20%の資金提供を受けている場合は報告すべきであると大胆にも考えているからだ。これは、前回の記事で述べた胡散臭い偽善のもうひとつの例にすぎない。
トビリシで繰り広げられている光景は、モンティ・パイソンの寸劇を彷彿とさせるが、これには本物の暴力と流血が含まれている。私たちは、リトアニア、エストニア、アイスランドの外相がトビリシに現れ、デモに参加するのを見た。もし、ロシアのラブロフ、中国の王毅、ハンガリーのシジャールトがトランプの集会に現れ、バイデンのウクライナ政策を非難したら、ワシントンは大騒ぎになるだろうか?その通りだ。米国はそんなクソみたいなことは1分たりとも許さないだろう。ダブルスタンダードの話だ。
グルジアの大統領はフランスで生まれ、フランス国籍を持っている。サロメ・ズーラビチビリは、もしアメリカで同じ血統(つまりフランス生まれだがアメリカ市民権を与えられている)を持っていたら、憲法で大統領になることを禁じられていただろう。しかし、彼女はここにいる。恥ずかしげもなく、自分が選ばれた国民の利益よりも外国の利益を推進する。もし議会がゾウラビチビリの拒否権を覆す勇気があれば、バイデン政権だけでなく、ヨーロッパ諸国の大半の政府も制裁を科すと宣言している。
愚かなことに、西側諸国はこれを、色彩革命が盛り上がればロシアが介入するようにおびき寄せるための罠と見ているのかもしれない。ロシアは、2014年のマイダン革命に対応できなかったことを考えれば、事態の推移を受け身で見守るつもりはないだろう。少なくとも、ロシアの諜報機関はトビリシの諜報機関に、混乱を作ろうとする外国人工作員の身元やグルジアに流れ込んでいる資金の出所に関する情報を伝えていることだろう。
他国の政府に干渉し、政権交代を煽るという西側の強迫観念は終わらせなければならない。ロシアと中国は、今回の首脳会談の結果、その目標を達成することにコミットしていると思う。世界の弱小国、特に南半球の国々は、この脅威に目覚めている。アフリカのサヘルの国々がフランスと米国に軍配を上げたのもそのためだ。私は個人的に、これが世界情勢における歓迎すべき変化の始まりであることを願っている。