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デネス・アルベール⚡️ドイツ、米国の長距離トマホーク・ミサイルを受け入れる

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デネス・アルベール著:12/07/2024

核弾頭を搭載可能な超長距離ミサイルは、「安全保障」目的でドイツに配備される。

Image from Gyazo 2024年7月11日木曜日、ワシントンで開催されたNATO首脳会議で記者会見を終え、ラップアップするウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領とNATOイェンス・ストルテンベルグ事務総長。(AP Photo/Mark Schiefelbein)

ドイツはすでに、戦火に見舞われたウクライナに米国に次いで2番目に大きな軍事援助を行っていたが、ショルツ政権はワシントンで開催されたNATO記念サミットで、「安全保障」目的で米国の超長距離ミサイル「トマホーク」を受け入れるなど、新たな約束をした。

サミットでは、退任するイェンス・ストルテンベルグ事務総長が、ウクライナを支援するための計画的な措置を発表した。その中で、ドイツのニュースポータルサイトは、同盟が独立したNATO本部を創設すると報じた。権威ある保守系日刊紙『ディ・ヴェルト』の一面トップ記事では、ウクライナへの支援は将来的にドイツから調整されることになると指摘されている。

本部はウクライナの防衛を担当し、ドイツ・ヘッセン州ヴィースバーデンに置かれる。NATOの声明は、「この本部はまた、ウクライナに対し、現在そして将来のロシアの侵略を抑止し、防衛するために必要な信頼できる支援を提供する」と説明している。

準備は数日中に開始される予定だ。ヴィースバーデンにはすでに米軍の欧州本部があり、2022年にはウクライナを支援するために約300人の部隊が配備された。ディ・ヴェルト紙によると、現在、部隊を700人規模に拡大する計画があり、ドイツは副司令官として2つ星将官を含む約40人の部隊を派遣する予定だという。

NATOの新プロジェクトは、2025年1月にドナルド・トランプ前大統領が再びアメリカのリーダーになった場合の「予防措置」だと理解されている。同盟は、トランプ氏の「復帰」がウクライナ支援や関連活動の調整に影響を及ぼすことを恐れている。

ドイツのメディアによると、NATO首脳会議では、2026年からトマホーク巡航ミサイルやその他の長距離兵器をドイツに配備することについても、米独で別途合意に達したという。これらの兵器の射程は、現在のヨーロッパの兵器システムよりもかなり長い。

トマホーク・ミサイルの射程は2,000キロ以上(正確な数値は機密扱いのまま)と報告されているが、ウクライナ側が以前からドイツに要求していたタウルス・ミサイルの射程は500キロである。

トマホークが艦船や潜水艦から発射されるのに対し、タウルスは航空機から発射される。

ドイツにはトマホークに加え、SM-5対空ミサイルと新開発の超音速兵器が配備される。