ラリー・ジョンソン著:27/09/2024
短い答えは 「ノー!」だ。今日、イスラエルはレバノン南部のビル群を爆撃し、危険かつ無謀な方法でヒズボラとの戦争をエスカレートさせた。イスラエル占領軍(IOF)はヒズボラの指導者ハッサン・ナスラッラーを殺害したと主張しているが、ヒズボラ筋は当初、ナスラッラはまだ生きていると主張していた。その後のベイルートからの報道によれば、ナスララは爆撃で死亡したという。ナスララが死のうが生きていようが、これでヒズボラが終わるわけでも、終わりの始まりになるわけでもない。
ヒズボラはもろい組織ではない。どういう意味か?一人のキーマンやグループに依存しているわけではないのだ。イスラエル人は、これが宗教運動であり、指導者や戦闘員の死はアラーの計画の一部であり、彼らは戦い続けるという現実を理解していない。イスラエルがヒズボラ幹部を殺害したのはこれが初めてではないし、これが最後でもないだろう。しかし、ナスラッラーを殺害したことで、ヒズボラはイスラエル国内のイスラエルの標的への攻撃を強化することになるだろう。応酬のサイクルは、今後数日で劇的にヒートアップするだろう。
ナスララのような人物を殺害することの結果のひとつは、新しい指導者が、昨年ナスララが示した忍耐と自制を持たない可能性があることだ。彼は熱血漢ではなく、感情的に反応する傾向があった。新しい書記長は(ナスララが死んだと仮定すれば)、イスラエルへの攻撃を強化し、今度は精密誘導ミサイルを使い、イスラエルの奥深くまで攻撃する可能性があるという圧力を受けるだろう。この戦いはヒズボラだけではない。ヒズボラとの連帯を示すため以外の理由がないとしても、フーシ派も応戦するだろう。イラクのシーア派グループは、シリアにあるアメリカの前哨基地への攻撃を強めるだろう。
イスラエルの情報筋によれば、予備役が兵舎に呼び戻されたとのことだが、これはイスラエルがこれらの攻撃に続いてレバノン南部への地上侵攻を意図していることを示唆しているのかもしれない。もしそうなれば、レバノンは壊滅的な戦争に巻き込まれるだろう。今後数日間で、上陸用舟艇やボートによる外国人市民の大量避難が予想される。
この攻撃はまた、トルコ、ヨルダン、エジプトのすでに怒っている国民の怒りをさらに煽るだろう。アラブやイスラムの一般市民は、非人間的な暴挙であると考えるイスラエルの責任を追及するため、各国政府に対してより強い行動を求めるだろう。要するに、これは非常に不安定な状況なのだ。
ウクライナに話を移すと、ウクライナ軍にとって状況はますます絶望的になっている。フィナンシャル・タイムズ』紙はこの超大作を掲載した:
ウクライナ軍は新兵の半分以上を戦線到着直後に殺傷して失っている、とフィナンシャル・タイムズ紙は報じている。
「新兵歩兵の50%から70%が最初のローテーション開始から数日以内に死傷している」とウクライナ軍司令官は言う。
ウクライナの指揮官たちによれば、新兵は基本的な戦闘技能とモチベーションに欠けており、初めて銃撃を受けるとほとんどがパニックになるという。ウクライナ兵の平均年齢は45歳で、スタミナと体力を必要とする歩兵任務を遂行するのは難しい。
指揮官の中には、30人の戦闘員のうち30歳以下は5人しかいないと言う者もいる。経験も体力もない新兵は特に脆弱で、非効率的な訓練のせいで、ほとんどは武器の正しい持ち方さえ知らない。
訓練はいまだに「ソ連式」で行われており、教官自身も戦闘経験がないことが多い。その結果、ウクライナの部隊は前線で急速に損害を被っている。
指揮官たちはまた、絶え間ないローテーションとロシア軍からの圧力のために、ウクライナの部隊は大きな損失を被っており、撤退を余儀なくされている地域もあると強調している。
レイと私は、毎週のラウンドテーブルで判事とレバノン、パレスチナ、イスラエル情勢について話し合った。
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