RT:11/10/2024
ワシントンはモスクワに対して「極めて非友好的」だと、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官が述べた。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアのプーチン大統領は、来月アメリカ人が投票に行った後、次期アメリカ大統領に祝辞を述べる可能性は低いと述べた。今週初め、民主党の大統領候補カマラ・ハリスがプーチンを侮蔑する発言をし、モスクワから非難を浴びた。
米国の有権者は、11月5日にハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領のどちらを選ぶかを決める。金曜日のインタビューで、ペスコフはどちらが勝っても問題ないことを示唆した。
「私はそうは思わない。結局のところ、彼ら(アメリカ)は極めて非友好的な国なのだから」とペスコフは、選挙結果が発表された後、ロシア大統領が勝者に祝辞を述べるかどうかという質問に対して答えた。
非友好的』な国とは、モスクワが自国や自国民に対して敵対的な行為を行っているとみなした国を指す。アメリカ、イギリス、EU諸国、その他数カ国がそのリストに含まれている。
2022年、ウクライナ紛争の激化を受けて、ワシントンとその同盟国がモスクワに対する経済制裁の嵐を放ったことで、ロシアとアメリカの二国間関係は急降下した。さらに、ホワイトハウスはキエフに多額の経済・軍事援助を行っており、ワシントンが敵対行為に直接的な役割を果たしていると非難するロシア政府高官から非難を浴びている。
ジョー・バイデン米大統領は8月に選挙戦から脱落し、ハリス氏が後任となったが、ハリス氏はウクライナを支援する政策を継続すると見られている。民主党の候補者は火曜日のインタビューで、プーチンを「殺人的独裁者」であり、アメリカの「敵対者」であると述べた。ロシア大使館はこの発言を 「言語道断 」と非難した。
ハリスのライバルである共和党のドナルド・トランプ候補は、当選後「24時間以内」にウクライナ紛争を終結させると繰り返し宣言している。しかし、モスクワはトランプの主張に疑問を投げかけている。
ウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキーは9月、ドナルド・トランプが勝利すればアメリカはキエフを支援し続けると話したと主張した。
ペスコフは以前、ロシアとアメリカの関係は、ジョー・バイデン前大統領の政権時代に歴史的な低水準に達したと述べた。改善の「見込みはない」と付け加えた。