アンドレイ・マルティアノフ著:01/10/2025
✒️要約:
- セルビア出身の防空将校マイク・ミハイロビッチは、パトリオットPAC3では極超音速兵器を迎撃できないとし、「キンジャールは無敵」と述べた。
- 米国・NATOは極超音速兵器に対する防衛技術を持たず、従来型の巡航ミサイル迎撃にも問題が多い。
- ロシアは必要なら護送船団システムを導入し、フランスなどの「影の艦隊」行動に対抗可能であると示唆している。
【本文】
...彼とはRTなどでの共同放送を通じて知り合ったのだが、彼が『Air Forces Monthly』誌に記事を書いた。念のため言っておくと、マイクはセルビア出身の本職の防空部隊の士官である。
マイクはこの(おそらく英国の)雑誌において外交的な立場をとり、「真実は両極の中間にある」など、標準的な「客観性」の表現を盛り込んでいる。しかし、彼が自身の専門的な小論のタイトルに「キンジャールはいまだ無敵」と記したことについては、まったくその通りであると言える。
言うまでもなく、ロシア側はパトリオットPAC3の全バージョン(最新のMSEを含む)を有効な対弾道ミサイル防衛とはみなしていない。それは依然として戦闘機や一部の巡航ミサイル、ドローンを撃墜することはできるものの、いかなる種類の極超音速兵器や、P-800オーニクスのような超音速兵器を迎撃することは絶対に不可能である。また、3M14やKh-101のような従来型の対地攻撃巡航ミサイルに対してさえ、大きな問題を抱えている。米国はいかなる次元においても極超音速ミサイルに対する防衛策を持っていない。これは単純に物理学の問題なのだ。マッハ9以上で飛翔・機動する極超音速ミサイルに対しては(探知・追尾・射撃解決といった巨大な問題は別として)、そもそも1発の3M22ジルコンを迎撃しようと試みるだけでも、新しい防空ミサイル開発の哲学が必要となる。まして同型の斉射となれば言うまでもない。技術的挑戦は計り知れず、NATOにはその答えが存在しない。事実として、古き良きP-700グラニート(SS-N-19シップレック)ですら、現代のNATO海軍の防空体制に対して斉射すれば突破弾を生み出すことが可能である。
追記:このフランスによる「シャドウ・フリート」タンカーをめぐるふざけた行為についてだが、ロシア海軍は単純に護送船団システムを確立する必要があるだろう。モロッカン・ロイヤル・ネイビー(Marine Royale)は沈められたいのか? それとも、良質なパリの不動産エリアを解放するために、いったい何隻の「オレシュニク」が必要なのだろうか?
その間に。

