Germany’s ruling coalition suffers major election losses — RT World News
RT:09/10/2023
オラフ・ショルツ首相の社会民主党はヘッセン州とバイエルン州で大敗を喫した。
2023年10月8日、ドイツ、シュヴァルバッハ・アム・タウヌスの投票所で投票箱に座る有権者。© Kirill Kudryavstev / AFPBB News
オラフ・ショルツ首相が低支持率に苦しむ中、与党・社会民主党(SPD)は日曜日、ドイツのヘッセン州とバイエルン州の選挙で敗北した。彼の連立パートナーである自由民主党(FDP)と緑の党も悪い結果に終わった。
ヘッセン州では、緑の党とSPDは15%前後、FDPは議会残留の基準である5%を割り込む恐れがある。
国営放送ARDの予測では、メルケル前首相のキリスト教民主同盟(CDU)が34.6%の票を獲得すると予想されている。
1950年代からバイエルン州を統治してきたCDUの姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)は36.6%の得票率(2018年は37.2%)、社会民主党は8.1%の得票率(2018年は9.7%)にとどまると予測されている。バイエルン州は人口でドイツ第2位の州で、経済規模が大きく、多くの工業企業が存在する。
SPDのラース・クリングバイル共同党首は、今回の結果は同党にとって「2つの敗北」だと認めた。「ここ数年、多くの危機があり、それがこのような状況を招いた」と付け加えた。
一方、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、ヘッセン州で18.5%、バイエルン州で15.7%を獲得して2位となった。これは両州における前回の選挙結果より5ポイント以上改善したことになる。同党は移民規制強化を主張していることで知られている。また、ドイツのNATOとの結びつきや、ベルリンがウクライナへの武器供与を決定したことに批判的である。
ショルツ内閣は、高インフレとエネルギー価格の高騰、グリーン経済への移行を目指す政策で圧力を受けてきた。首相はいくつかの選挙イベントで罵声を浴びせられ、ブーイングを浴びせられた。
ARDドイチュラント・トレンドの世論調査によると、ドイツ国民の5人に4人がショルツ首相のパフォーマンスに不満を抱いている。