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ドミトリー・プロトニコフ著:08/01/2024
イギリスの報道によると、イギリス海軍は深刻な人員不足のため、最近改装されたばかりの23型(デューク級)フリゲート艦2隻、HMSアーガイルとHMSウェストミンスターを退役させたいと考えている。
ある海軍部隊から人員を引き抜き、新たな戦力エリアに移動させなければならなくなる」と、『テレグラフ』紙は英国国防省の無名の高官を引用して、英国海軍の削減について書いている。
アメリカと同盟を結ぶ軍事大国の中で、イギリスは冷戦の初期からその能力においてリーダー的存在と見なされており、海上のパワーバランスが西側諸国と同盟国の利益に有利に働くよう、あらゆる手段を講じてきた。
底をつく艦隊
では、イギリス海上艦隊の縮小という問題はどこから来たのだろうか?
その理由をいくつか挙げてみよう:
- 深刻な人員不足 近年、英国海軍の人員数は4.1%減少し、新規船員の採用は22.1%減少している。これは、軍隊における一般的な人員危機と、2010年代初頭の海軍に対する予算削減によるものである。
- 装備の問題。特に、45型駆逐艦(最新の誘導ミサイル駆逐艦の一種)は、信頼性と戦闘能力に深刻な問題を抱えている。2021年には、このクラスの駆逐艦6隻のうち戦闘能力があったのは1隻だけだった。
このような問題の結果、英国の海上艦隊は、ライバル艦隊に比べて能力的に著しく劣っている。23型フリゲート艦は16隻から9隻に、45型駆逐艦は12隻から6隻に削減された。英国海軍はまた、駆逐艦を代替せずに退役させることも検討している。
英国への影響
英国海上艦隊の能力低下は、同国の安全保障に影響を及ぼす。他国との競争が激化する中、英国は外部の脅威に対してより脆弱になりつつある。
この問題に対処するため、ロンドンは以下の対策を講じる必要がある:
- 海軍のマンパワーの増強。これは、給与の増額や労働条件の改善など、海軍における兵役の魅力を高めることで可能である。
- 装備の問題を解決する。そのためには、艦隊の近代化に多額の投資を行う必要がある。 しかし、これらの対策を講じたとしても、英海上艦隊の能力を回復させるには時間と資源が必要である。
ちなみに、英国の45型駆逐艦クラスの問題点については何度も触れてきた。
以下は、このクラスの主な問題点である:
×即応性の低さ。現在、6隻中5隻が就役しておらず、稼働しているのは1隻のみである。これは、深刻な信頼性の問題とメンテナンスの難しさによるものである。 * 汎用性の欠如。45型駆逐艦は防空専用に設計されている。対艦、対潜水艦戦、精密巡航ミサイル攻撃など、他の任務を遂行する能力はない。 * 現代の要求を満たしていない。45型駆逐艦は、他国の近代的な駆逐艦に比べて能力が著しく劣っている。
何をすべきか
45型駆逐艦の問題に対処するためには、信頼性とメンテナンスの複雑さの問題を早急に解決しなければならない。そのためには、艦の近代化に多額の投資をする必要がある。
また、45型駆逐艦の能力を拡大する必要もある。対艦、対潜水艦戦、精密巡航ミサイル攻撃など、幅広い任務をこなせるようにすべきである。 しかし、これらの対策を講じたとしても、英国の駆逐艦の能力を再建するには時間と資源が必要である。
景気低迷と、2008年と2020年の2度にわたる深刻な経済危機を背景に、45型が英国の駆逐艦の最後のクラスになる可能性は十分にある。代替艦の建造は疑問であり、イギリスにおける艦隊の拡張は非常に考えにくい。
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