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フィニアン・カニンガム⚡️モスクワでのテロ攻撃は、ウクライナでの対ロシア代理戦争に敗れた米国/NATOの復讐である

Terror Attack in Moscow Is U.S./NATO’s Revenge for Losing its Proxy War Against Russia in Ukraine — Strategic Culture

フィニアン・カニンガム著:27/03/2024

ウクライナの戦場でロシアを打ち負かすことができなければ、西側帝国主義者たちはテロリズムやその他の汚い手口に頼らざるを得なくなる。

Image from Gyazo

3月22日にモスクワ近郊で発生し、4人の武装集団によって140人が殺害されたテロ事件は、イスラム過激派グループによるものだと主張されている。しかし大局的に見れば、このテロは米国とそのNATO同盟国によって組織されたものである。

手始めに、容疑者たちはウクライナに逃亡中に逮捕された。

西側の政府やメディアは、アフガニスタンを拠点とする「イスラム国」のネットワークに全面的に責任をなすりつけるのが早かった(早すぎたとも言える)。犯人はこのネットワークに忠誠を誓っていたかもしれない。しかし、それは真犯人であるアメリカ、NATO、そしてウクライナファシスト政権から注意をそらすための見せかけである。

このインタビューの中でブルース・ギャグノンは、西側諸国がイスラム主義的傾向を主張するテロ集団を、政権交代作戦やその他の汚い戦争の代理として配備してきた、長くて汚い歴史について論じている。西側諸国は「テロとの戦い」を目指すと宣言しているにもかかわらず、である。

ガニオン氏によれば、モスクワ近郊でのテロ攻撃は、ウクライナでの代理戦争の敗北をめぐる米国とNATO同盟国のロシアへの復讐が動機だという。その敗北がNATO枢軸にとってどれほど悲惨なものかは、いくら強調してもしすぎることはない。

彼は、ロシアに対するウクライナの代理戦争は、西側の覇権を狙うアメリカによる、より大きな、世界的な対立の一部に過ぎないと指摘する。ウクライナは最も直接的な闘争の場である。しかし、それは世界規模の戦場にすぎない。現在進行しているのは、より公正で多極的な世界秩序の出現に対する、米国主導の資本主義による西側の新植民地主義帝国の存続をかけた実存的な闘争である。

ウクライナでロシアを敗北させることは、西側帝国主義者にとって不可欠である。この戦場でロシアを打ち負かさなければ、西側帝国主義者テロリズムや、彼らが知り尽くしているその他の汚い手口に頼らざるを得なくなる。

ガニョンは、黒海ルーマニアにヨーロッパ最大の基地となるNATOの新基地を建設することや、朝鮮半島におけるアメリカの軍事化を進めることは、アメリカとその帝国主義的パートナーによる、ロシア、中国、その他ライバルと思われる国への侵略と戦争という世界的プロジェクトの重要な前線であると指摘する。

米国とその西側パートナーによる戦争の足場の強化は、西側諸国のファシスト支配と一致している、とギャニオンは言う。

ブルース・ギャニオンは、「宇宙における兵器と核の力に反対するグローバル・ネットワーク」のコーディネーターである。自身のサイト『Organizing Notes』で国際政治に関する最新情報を頻繁に発信している。