locom2 diary

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ラリー・ジョンソン⚡️パレスチナのテロ統計 - 2000年から2024年4月まで

sonar21.com

ラリー・ジョンソン著:10/05/2024

Image from Gyazo

イスラエル外務省のウェブサイトに掲載されている、23年4カ月間(つまり2000年から2024年4月26日まで)のパレスチナ人によるテロ攻撃の疑いがあるすべてのリストについて、私は最初のクリーンアップを完了した。この期間中、イスラエル政府はパレスチナ人のせいにした672件のテロ攻撃を確認している。なぜそんな言い方をするのか?というのも、そのうちのいくつかは、犯人が特定されていないイスラエル人の死体が発見されているからだ。以下はその一例である:

2013年4月30日-イツハル在住のエヴィヤタール・ボロフスキー(31歳)が、ヨルダン川西岸北部のタプア交差点にあるヒッチハイク・ポストで、テロ攻撃により刺殺された。

テロ攻撃だったのかもしれないし、嫉妬した夫だったのかもしれない。これをテロ攻撃とすることは、データに裏付けされていない計画性と意図の程度を意味する。

さて、ここからが本当に興味深い数字である。攻撃の105件はハマスによるものである。イスラム聖戦は58件、ヒズボラは5件である。つまり、特定のパレスチナ人グループによる攻撃は全体の25%にすぎない。残りの75%は無名の犯人のせいにされている。この23年余の間にパレスチナの暴力によって殺された総数は1,455人である。これはイスラエル外務省のサイトに掲載されている犠牲者の数である。そして、私が最近の記事(ハマスが三流のテロ組織である)で指摘したように、イスラエル人は同じ期間に7,065人のパレスチナ人を殺害した。言い換えれば、イスラエル人はパレスチナ人のほぼ5倍を殺したことになる。このことは、パレスチナ人が「テロ」攻撃を行った理由を説明できるかもしれない。

私は、ハマスが良心的な行為者だと言っているのではない。2001年8月9日にエルサレムのスバーロ・レストランで起きた自爆テロなど、いくつかの爆破テロはハマスの手柄である。この種の心ない暴力に弁解の余地はない。もし誰かが制服を着て銃器を持っているなら、それは正当な戦争の標的だ。それは反乱であり、テロではないと私は思う。他の人は違うかもしれない。食事をしている家族を殺すことは犯罪であるだけでなく、悪である。ハマスイスラム聖戦がそれを行うのは間違っているし、イスラエルが民間人の住宅に爆弾を落として大家族を全滅させるのも間違っている。ハマスや他のイスラム集団は、イスラエルで最後に爆発物が使用されたのが2012年7月18日であったことから、このような暴力行為は逆効果であると判断したようだ。また、イスラエルが警備態勢を強化し、自爆テロ犯がエルサレムやテルアビブに潜入することをより困難にした可能性もある。

この記事にスプレッドシートを添付した。データを徹底的に整理する時間がない。例えば、事件の日付を別の列にしたい。犠牲者の何割が軍人か民間人か特定したい。攻撃の責任を主張する特定のグループを特定したい。このデータベースを分析ツールとしてもっと役立つものに変換する暇とその気(と技術)のある人がいたら、遠慮なく叩いてほしい。

ハマスが反省していない国際的テロリスト集団だと誹謗するのは、公平でも正確でもない。彼らは、19世紀のアメリカの西部開拓時代にヨーロッパ人入植者に攻撃を仕掛けたネイティブ・アメリカンの部族と共通点がある。土地と移動の自由をめぐる争いが生んだ暴力だ。ハマスとISISやアルカイダは同じカテゴリーでも同じリーグでもない。全然違う。

最後に参考までに。2000年から2023年の間にシカゴで殺害された人の数は13,526人である。それをテロとは呼ばない。イスラエルの人口は1000万人近くだが、シカゴはその5分の1強で、2022年には266万5000人になる。このことを覚えておいてほしい。