locom2 diary

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ラリー・ジョンソン⚡️パレスチナのテロに関する厳然たる事実が西側のシナリオを覆す

sonar21.com

ラリー・ジョンソン著:27/05/2024

イスラエルと西側諸国は、ハマスが世界で最も致命的で手ごわいテロ集団のひとつにすぎないと繰り返し、絶え間なく主張しているが、イスラエル外務省が収集し、公表したデータは、そのシナリオを否定するものだ。ハマスに対する主張は虚偽だ。私の言葉を鵜呑みにする必要はない。以下の表とスプレッドシートには、2000年9月27日から2024年4月26日の間にイスラエルが収集したデータが含まれている。[イスラエルは上記リンク先のウェブサイトで数字を更新し続けている。]

余談だが、イスラエルハマスによる2023年10月7日の攻撃の結果被った死傷者を含んでいない。イスラエルはこれを「鉄の剣」と呼んでいる。パレスチナ人の手によって死亡したとされるイスラエル人や外国人の犠牲者全員の名前が事細かにリストアップされているのとは対照的に、「鉄の剣」のデータには犠牲者、特にイスラエル政府関係者がハマスに殺されたと主張する40人の子供の名前がない。控えめに言っても、これは不思議なことだ。

2000年最初のイスラエル人犠牲者は、9月27日にガザ地区のネツァリム近郊で爆撃を受け、致命傷を負ったエルサレムのデビッド・ビリ軍曹(19)だった。月26日に死亡した最後の犠牲者は、カルミエル近郊のベドウィンの町サラマに住むシャリフ・スアド(35歳)であった。レバノンから発射された対戦車ミサイルが、レバノン国境のドブ山地区で彼が運転していたトラックに命中した。この間、さらに592件の攻撃があった。注意してほしいのは、これらはイスラエル人または他国の市民を死に至らしめた攻撃だということだ。

2003年以降、パレスチナ人による「テロ」が減少傾向にあることは明らかである。これは私の数字ではなく、イスラエル政府の数字である。注目すべきは、2000年から2005年までの5年間で、パレスチナ人による暴力の最盛期は、一般に第2次インティファーダとして知られていることだ。

イスラエル人の死傷者数も同様に明らかである。この24年間に合計1,552人のイスラエル人が死亡し、5,595人が負傷した。データをよく見ると、死者の76%が第2次インティファーダの5年間に、負傷者のなんと92%が同じ期間に死亡している。

第2次インティファーダ終結後、攻撃や死傷者が減少したのは、イスラエルによる国境警備(およびその他の安全対策)の強化、そしてテロリズム、特に自爆テロの有効性に関するパレスチナ人の見方の変化という2つの結果だと私は判断している。たとえば、ハマスが主張したイスラエル国内での最後の自爆テロは、2007年1月29日に発生した。[注-イスラエル外務省は、2012年7月18日にブルガリアで起きた自爆テロパレスチナ人によるものだとしているが、その犯人の詳細なデータは提供していない]。

私が驚いたのは、死者の3分の1(33%)だけが爆弾攻撃によるもので、負傷者の62%は爆弾によるものだったことだ。銃器によるものがさらに3分の1を占め、ロケット弾、刺傷、車両事故が残りの犠牲者の死因となっている。

ハマスのテロに関する西側諸国の世論のヒステリーは、データからは支持されない。過去24年間の攻撃のうち、ハマス単独、あるいは他のパレスチナ人組織と協力しての攻撃は、わずか15%にすぎない。私はハマスが平和主義的な組織だと言っているのではない。

ハマスに厳密なテロ組織としてのレッテルを貼ることは、シオニストパレスチナ人民の間の戦争の根底にある根本的な政治的問題に対処することから逃げていると私は考える。これは単なるイスラムユダヤの戦いではない。問題の真実は、ハマスが今やパレスチナ国民の間で最も人気のある存在であり、イスラエルは、無意識のうちにとはいえ、彼らをその地位にまで押し上げる直接的な役割を果たしたということだ。

また、1987年にハマスが正式に組織された直後、イスラエル政府はファタハパレスチナ自治政府に代わる組織を作るため、ハマスに資金を流す秘密行動に乗り出したという事実も無視できない。これは、合法的な2国家解決への展望を妨害するために行われた。

ハマスがひどいテロリスト集団だというイスラエルの主張は、事実の裏付けがない。ハマスが殺人的な凶悪犯にすぎないというシオニストの戯言は、イスラエル国防軍だけでなく、武装した入植者たちによって虐殺されたパレスチナ人の数が、著しく不釣り合いであることによって裏付けられている。イスラエルが自宅や仮設シェルターでパレスチナ人を爆撃し、空爆し続けているため、現実は日を追うごとに突きつけられている。そしてそれは、ICJがジェノサイドであると宣言したものなのだ。

最後に、生データをピボットテーブル付きの包括的なスプレッドシートにまとめる作業を引き受けてくれた読者の一人に感謝する。ありがとう。

最後に、ニマとの最新チャットだ。