b-著:26/07/2024
国防総省は、議会がウクライナへの援助として指定した資金が不足するたびに、一般予算から追加資金を捻出するために創造的な会計処理を始める。そこで使われる「会計上の誤り」は、常にウクライナへの武器供与増に有利なものだ。
独占記事 国防総省の会計ミス、ウクライナの武器援助を30億ドル過大評価 - 2023年5月19日 ロイター
国防総省は、ウクライナに送った弾薬、ミサイル、その他の装備品の価値を約30億ドル過大評価していたと、上院の補佐官と国防当局者が19日に発表した。
米国防総省、ウクライナ軍事援助に62億ドルの追加計上ミス - 2023年6月20日、AP通信
国防総省は火曜日、過去2年間にウクライナに送った兵器の価値を62億ドル過大評価していたと発表した。 国防総省のサブリナ・シン報道官によると、会計ミスの詳細な検証の結果、国防総省の在庫から引き揚げられウクライナに送られた装備品の帳簿価格ではなく、交換費用を使用していたことが判明したという。最終的な計算では、昨年9月30日に終了した2022会計年度で26億ドル、今年度で36億ドルの誤差があったという。
その結果、ロシアへの反攻を続けるウクライナを支援するための資金が、同省の財源に追加されることになった。そしてそれは、会計年度が終了し、議会からの資金援助が減少し始めていたときにもたらされた。
米国防総省、ウクライナ支援に20億ドルの会計ミスを発見 - 2024年7月14日 ロイター
米国防総省は、ウクライナに送られた弾薬、ミサイル、その他の装備品について、さらに20億ドル相当の計算ミスを発見した。
会計上、企業は一般的にいくつかの方法のいずれかを使って在庫材料を計上することができる。増え続ける)再調達原価を使う方法と(減り続ける)簿価を使う方法は、間違いなく有効な方法である。しかし、レース中に馬を乗り換えるのはダメだ。どちらか一方を使う。会計期間中に適用する会計方法を変えることは決してない。
ペンタゴンがここでやっているようなことを営利企業がやれば、深刻な問題を招くことになる。
議会がこのことに気づくのはいつになることやら。