locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

前線現況の観察

各方面からの写真を総合して判断すると、現時点ではロシアにとって非常に有利な状況に見えると言わざるを得ない。ザポロージ攻勢」は、言葉の本来の意味での攻勢ではない。陸軍が開設したもう一つのホットスポットとして、AFU に圧力をかけ、どうしても必要な予備兵力を別の戦線から送らせているのだ。ロシア軍はベラルーシとの国境にいる敵部隊の大部分を拘束し、方程式から排除することに成功した。

アルチモフスクは一日平均一個大隊、時にはそれ以上のUa(?)を食らっており、相手にとって危機的な状況である。他の場所(Svatovo Kremeena 線、Avdeevka 戦線など)への絶え間ない圧力と相まって、AFU の消耗は 1 日あたり約 1000-1500 人(KIA/WIA/MIA と、それより少ない捕虜の合計)である。この作戦テンポで、ここ数日、AFU はその戦闘順序から旅団全体を失った。

このことは、動員されたにもかかわらず、戦闘に有効な部隊に深刻な問題があることを示唆 している。戦意喪失し、武器弾薬が決定的に不足しているものもあり、ロシア軍の攻撃を遅らせるというその場しのぎの応急処置にしかなっていない。

彼らの最終的な運命については、誰も幻想を抱いていない。当初彼らが行っていた頑強な抵抗は、今起こっていることの比ではない。ロシア軍はアルチモフスクで彼らを吹き飛ばしているが、これは我々にとって極めて好都合な状況である。ウクライナが我々の砲兵隊の下にリフルを保持できるものをすべて投入し続ける限り、我々は戦術的勝利というより、戦略的に大きな利益を得る瀬戸際にいる。主にAFUの「マジノ線」が割れただけでなく、いくつかの場所で蹂躙されているのだ。

そして、この陣地の建設と防衛に多大な投資をし、難攻不落に戦略の全てを集中させたことを見れば、SMOの新しい局面が間もなく始まることを確信できるだろう。

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ウクライナ軍の配置や防衛線の広範囲の概略は、この後アップする〈ビッグ・サージを読んでいないなら、読まなければならない〉が参考になります。    --Locom2