locom2 diary

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対空/ミサイル防衛における米ロの差が拡大〜スコットの良記事⚡️アンドレイ・マルティアノフ

Reminiscence of the Future... : Good Piece From Scott.

アンドレイ・マルティアノフ著:02/12/2023

これはまさに、私たちの多くが、この件に関して私とラリーの発言を思い出し、常に指摘してきたことだ。私は何年もの間、戦略兵器に関する新しいパラダイムについて述べてきた。同様に、スコット(リッター)はこう結論づけている:

新STARTが2026年に失効すると、ロシアは条約の制約を受けずに、現在の核近代化プログラムを追求することになる。このことは、米英両国の核近代化の努力を複雑にするだろう。数千億ドルをかけて開発される後続能力は、ロシアが配備を進めているシステムより劣るだろう。ロシアは、その戦略的優位性を無効にしようとするいかなる交渉プロセスも受け入れないだろう。特に、米国とその西側同盟国が、ロシアを戦略的敵国として描き、ロシアの戦略的敗北を目指す政策をとっている限りは。 ... 米ロ間の核軍備管理の復活に望みがあるとすれば、それは冷戦の遺産を維持する手段によるものではないだろう。その代わりに、現代の現実に基づいた新たな戦略的関係が生まれなければならない。そこでは、米国はロシアと核のパリティを達成するために巨額の資金を費やすか、戦略的に劣勢な立場に立って交渉しなければならない。アメリカの核優位が揺るがない時代は過ぎ去った。

特に、SMOにおける防空システムの驚異的な性能を背景に、対空/ミサイル防衛における米ロの差は劇的に拡大している。これらのシステムは、米国によるロシアへの先制攻撃計画に対して大規模な緩和効果を持ち始めているからだ。簡単に言えば、これらのシステムや間もなく登場するシステムは、ロシアに対する攻撃の効果を劇的に鈍らせることができる。アメリカにはこれに匹敵するものはなく、極超音速兵器では明らかに大きく遅れをとっている。私が何年も前から記録していること、つまり軍拡競争は敗北し、技術的な格差は絶対に大きいということをアメリカがようやく理解したとき、この格差の広がりは自殺行為の可能性を開くかもしれない。