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ドイツ銀行、米国の景気後退と欧州の低成長を予測⚡️ZIARE

Deutsche Bank sees recession in the US, anemic economic growth in Europe

ZIARE著:22/12/2023

Image from Gyazo 2016年9月30日金曜日、ドイツ・フランクフルトのドイツ銀行本店にて。ドイツ銀行の財務健全性への懸念が金曜日に再燃し、同社の株価は急落、過去最低を記録した。(AP Photo/Michael Probst)

金融大手ドイツ銀行の来年予測によると、アメリカは2024年前半に穏やかな景気後退に入り、ユーロ圏はすでに進行中のスタグフレーションに陥る。

ドイツ銀行のアナリストはまた、IMFの予測よりも楽観的ではなく、世界経済の成長率は2022年の3.5%から今年は3%、2024年は2.9%へと鈍化し、2000年から2019年の歴史的平均である3.8%を大きく下回ると予測している。

ドイチェの予測では、2024年の世界経済成長率はわずか2.4%で、2.5%という水準は「世界的な景気後退とみなされる上限」とされている。

2024年の世界成長の原動力、インド

ドイツ銀行の分析によれば、2024年にはインドが6%、中国が4.7%成長すると予想されている。

IMFは来年のアメリカ経済の成長率を1.5%(2022年、2023年ともに2.1%)と予想しているが、ドイツ銀行のアナリストは、アメリカ経済が今年の前半に穏やかな景気後退を経験した後の2024年には、わずか0.6%の成長率になると話している。

ユーロ圏については、2022年の3.3%から今年はわずか0.7%に縮小し、2024年には1.2%に戻るとIMFは予測している。ここでもIMFは控えめで、2024年半ば以降までユーロ圏は「2年間停滞する」と分析している。

ユーロ圏については、2024年のGDP成長率は0.2%と貧弱で、事実上停滞に等しいとドイツ銀行のアナリストは見ている。欧州経済の回復は来年後半から始まるが、長くゆっくりとしたものになるだろうと警告している。見通しは、この地域最大の経済大国であるドイツの経済問題によって曇っている。