locom2 diary

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戦争と危険に満ちた世界...希望の兆し⚡️SCF

In a World Fraught With War and Danger… Signs of Hope — Strategic Culture

Strategic Culture:06/01/2024

米国の侵略に立ち向かうロシアと中国の強さは、より良い世界が形成される一つの保証である。

Image from Gyazo

多極化する世界の出現は、紛争の惨禍やさまざまな危険な緊張があるにもかかわらず、世界が楽観的になれることを思い出させてくれる。

米国の侵略に立ち向かうロシアと中国の強さは、より良い世界が形作られることを確信させるものだ。

古きを捨て、新しきを取り入れる。私たちが目撃しているのは、単にある年から次の年への移行だけではないという確かな感覚である。

世界は真に歴史的な変化を遂げつつある。それは、米国が主導する西側秩序の避けがたい衰退と、多極化する世界秩序の出現に関連している。

米国は依然として、覇権主義的野心を持つ世界的大国であることは間違いない。世界100カ国以上に数百の軍事基地を保有していることは、その強大な軍事力を証明している。

とはいえ、ワシントンが支配する西側の秩序、いわゆる「ルールに基づく秩序」は宿命的に衰退しつつある。多極的な代替秩序の出現は、多くのフォーラム、加盟国が増えているBRICSG20の影響力の増大、ユーラシア経済のダイナミズムによって示されている。こうした動きはすべて、西側秩序の終焉を物語っている。

貿易の主要通貨である米ドルからの実質的な脱却は、おそらく世界的なパワーシフトの最も重大な現れであろう。

数千年の歴史が示すように、帝国が静かに滅びることはめったにない。特権と独占支配を維持するために、常に厳しい闘争が繰り広げられる。米国の衰退も同じだ。帝国は悲鳴を上げながら崩壊していく。

これが、今日の世界における緊張と対立の主な原因だろう。ウクライナにおけるロシアとの代理戦争、中東における大量虐殺的暴力の勃発、アジア太平洋における中国との煽り合いのような緊張はすべて、帝国としての力を失った米国に関係している。

これらの紛争がエスカレートして大火災に発展する恐るべき暴力と危険性を考えれば、それでも私たちは希望に満ちたリアリズムをもって今年を締めくくる。

ロシア、中国、その他多くの国々は、米国の侵略に屈することを断固として拒否している。

アメリカ帝国は、自らの腐敗と内部危機によって追い詰められている。歴史上、欧米列強が、あらゆる種類の偽りの口実のもとに海外で戦争を始めることで、窮地を脱することができた時代があった。

その時代は終わった。米国とその西側パートナーは、財政的、道徳的、政治的にあらゆる面で破綻している。そのことは、裸の皇帝の寓話のように、世界中がはっきりと認識している。

ロシアや中国をはじめ、国際法と国連創設の理念の尊重に基づいた、より公平な新しい世界を目指す国々は、米国とその滅びゆく西側帝国の地政学的恐喝に迎合するつもりはない。

一部には厳しい状況も存在するが、国際協力、開発、平和の実現という点で、世界は多くのことを期待している。私たちの周りには、希望の兆しがあふれている。

帝国が崩壊するとき、多くの歯ぎしりと嘆きの声が上がる。しかし、帝国は滅び、世界は続くのだ。

新年明けましておめでとうございます。