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ヴィノッド・ドスーザ⚡️米ドルを捨てるべきASEAN諸国10カ国

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ヴィノッド・ドスーザ著:20/05/2024

東南アジア諸国連合ASEAN)諸国は、貿易のために自国通貨を普及させ、国境を越えた取引のために米ドルを捨てようとしている。ASEANは10カ国で構成され、その経済はグローバルな領域で急速に発展している。ASEANブロックを含むいくつかの発展途上国が米ドルへの依存をやめようとしているため、米ドルは圧力を受けている。

貿易に米ドルを使用しないことを検討しているASEAN諸国は、ブルネイカンボジアインドネシアラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国である。通称世界銀行と呼ばれる国際通貨基金IMF)の最新の数字によると、ASEAN諸国のGDPの合計は現在約4兆ドルに達している。

もしASEAN連合が貿易に現地通貨を完全に使用するようになれば、米ドルは危機に瀕するだろう。特に、脱ドル政策を最も積極的に推進しているのはインドネシアだ。インドネシアジョコ・ウィドド大統領は、早く米ドルから脱却し、自国通貨を使い始めるようEU圏に働きかけている。

この動きは自国経済を強化し、世界の外国為替市場で自国通貨を後押しすることになる。いくつかの発展途上国は、34.4兆ドルにのぼるアメリカの債務が自国の経済やビジネスに影響を及ぼすことを恐れている。したがって、アメリカの債務に対する唯一の解決策は、ASEAN諸国に自国通貨を使わせ、米ドルを脇に追いやることである。

アメリカが他の発展途上国に制裁を迫っていることも、ASEANがドルを捨てたい理由のひとつだ。自国通貨が強ければ、米国の制裁による悪影響はなく、経済はより安全になる。結論として、多くの国々がドル離れを模索しているため、次の10年はドルにとって異なるものになるだろう。