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THE MARITIME EXECUTIVE⚡️ロシア、北海航路開発で中国と提携

maritime-executive.com

THE MARITIME EXECUTIVE:19/05/2024

Image from Gyazo

ロシアは北海航路の開発で中国の支援を求めている。先週、中国のハルビン市を公式訪問したプーチン大統領にブリーフィングした際、ロスアトムのアレクセイ・リハチェフ代表は、北方海路(NSR)のためのロシアと中国の小委員会を設立したと述べた。

「北方海路開発のための共同委員会を設立することが決定された。ロシア側はロスアトムが代表を務める。中国側は運輸大臣が委員長を務める。我々の任務は、北海航路における中国のトランジット拡大のための共同プログラムを可能な限り短期間で作成することだ」とリハチェフ氏は述べた。

さらに、同ルートを経由する中国のトランジットは、2030年までに5,000万トンに増加する可能性があると付け加えた。この点で、北極船舶の建造や港湾・物流センターの開発における中国とのパートナーシップの構築は極めて重要である。

プーチンは2022年、国営原子力機関であるロスアトムをNSRの開発監督と砕氷船団の管理に任命した。3,500マイルの航路は、クレムリンの経済優先プロジェクトの一環であり、北極圏におけるロシアの影響力を強化するためのものだ。

この航路は、コラ海から極東のベーリング海峡まで、ロシアの北極圏沿岸を通る。この航路は、スエズ運河航路に比べてヨーロッパと極東の港を結ぶ航路の所要時間を半減させる計画である。

ロスアトムはすでに、NSRを利用した輸送の進展を報告している。昨年、このルートは、2021年に達成された3410万トンという従来の記録を上回る3500万トンという新たな貨物記録を打ち立てた。中国におけるロシア産原油の旺盛な需要が、NSR経由の貨物量を押し上げた。2023年、中国は約150万トンの原油バルト海から北極ルート経由で中国に輸送した。

一方、ロシア北部アルハンゲリスク州のアレクサンドル・ツィブルスキー知事も先週中国を訪れ、港湾都市大連を訪問した。ツィブルスキー知事は大連港の荷主にNSRの利用を呼びかけたが、その一方で、同地域はロシア北極海航路の重要な拠点と目されるアルハンゲリスク港の開発を目指している。

「私たちの関心は、中国の港、中でも大連港との輸送量を増やすことです。すでに、上海からアルハンゲリスクへ極北航路を航行する船舶の数は大幅に増加している。今年の夏には、上海からアルハンゲリスクまで最大12隻の船が航行する予定です」とツィブルスキーは語った。