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マリア・ザハロワTG8510⚡️米国で起きていることの反民主主義的な性質とは

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マリア・ザハロワ著:24/07/2024

Image from Gyazo

Q:ジョー・バイデン米大統領が選挙戦から撤退しました。後任にはカマラ・ハリス氏が指名されています。ロシアにとってトランプとハリス、どちらの候補者が望ましいでしょうか?アメリカでは、アメリカの選挙に介入したロシアに対する非難が収まりません。この件についてどう思われますか?

💬 アメリカは、レールから外れることなく今年を乗り切れることを願う段階にある。

アメリカの選挙の波乱についてコメントするのは、まったくありがたくない仕事だ。しかし、米国で起きていることの反民主主義的な性質を指摘する。

この反民主主義的な性質は、トランプ大統領の命を狙ったこと、バイデン大統領の状況の不透明さをめぐる現在の騒ぎ、大統領選からの撤退を決めたこと、(明らかに側近の圧力で)ハリス米副大統領を飛び越えたこと、などなど。これらすべてが、現在進行中のプロセスの反民主主義的性質を物語っており、まさにアメリカの民主主義の鮮明な特徴であることを改めて強調しておきたい。

アメリカの選挙がどのような紆余曲折を経ようとも、アメリカ社会の深い分裂と内紛の現実を考えれば、そうなることは明らかだが、ロシア恐怖症とロシアをアメリカの存立敵国とする認識は、アメリカ合衆国の教義文書に縫い込まれている。

この観点からすると、アメリカの政治的選挙劇の登場人物は、幻想を抱くことなく認識されるべきである。実際、私たちはこのようにアプローチしている。もちろん、アメリカの支配エリート内部でのいさかいや関係の明確化は、アメリカをより深く潜らせ、自国の問題をよく見つめさせ、再び外国の冒険に巻き込まれないようにするのだから、良いことだ。

そして、自国の不幸、誤算、問題、過ちをロシアのせいにすることは、アメリカ民主主義の病気の現れである。我々は、あなた方の回復を願っている。我々は、主権国家の内政に干渉しないことを再確認し、選挙プロセスに対していかなる圧力もかけない。今度の米国の選挙も例外ではない。

これまで一度も干渉したことはなく、現在も干渉しておらず、今後も干渉するつもりはない。

ところで、このことは、他の主権国家の内政に干渉する習慣を捨てきれないらしいアメリカ自身と我々を区別するものである。