ジョシュア・ラモス著:21/10/2024
BRICS圏にとって大きな進展であることは間違いないが、中国とインドは2024年のBRICS首脳会議に先立ち、重要な合意に達した。具体的には、両国はヒマラヤ国境に関する4年間の紛争に終止符を打った。
この一歩は両国関係に大きな影響を与えそうだ。実際、中国とインドの首脳は現在、今週開催されるBRICSのイベントに向かっており、この合意は緊張を和らげるものと期待されている。報道によれば、両者は2日間の協議を通じて会談に臨む見通しだという。
中国とインド、BRICS 2024サミットの開催に伴い4年間の国境紛争を解決
ここ数ヶ月、BRICS 2024サミットが注目されてきた。このサミットは地政学的に大きな影響を及ぼす可能性がある。カザンで開催されるこのサミットでは、各国がBRICSに加盟する可能性があり、また、BRICS独自の決済システムが導入される可能性もあるなど、画期的な進展に事欠かない。
しかし、BRICSの最重要国である2カ国は、すでにこの重大な問題で共通の認識を持っている。実際、BRICSのメンバーである中国とインドは、2024年のサミットを前に重要な合意に達している。具体的には、双方は4年間にわたる国境紛争に終止符を打ったのである。
インドのスブラマンヤム・ジャイシャンカール外務大臣は、合意後、双方がパトロール活動を再開すると述べたとブルームバーグは報じている。さらに彼は、この問題に関して「中国との離反プロセスは完了したと言える」と述べた。
国境での関係は2020年の状態に戻るだろう、と同高官は述べた。もともとの紛争は、兵士たちの間で未知の衝突が発生したことから起こった。その結果、中国とインドの将校数人が死亡した。合意は公表されたものの、中国外務省はこの件についてまだコメントしていない。