locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

私がそれについて話すとき...アンドレイ・マルティアノフ

Reminiscence of the Future... : When I Talk About...

アンドレイ・マルティアノフ著:28/07/2023 ...ワシントンの一般的な、特に国防総省の側では、作戦的、戦略的な計画を立てることができない。実際の計画という意味である。6年前、私はこの能力の欠如を「近視眼」と呼んだ。

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定義を変えなければならない。近視であれば、少なくとも自分の近くを見ることができる。ワシントンの場合はそうではない。目の前にあるものを見ることができないのだ。問題は近視ではなく、あなたを含む何人かの人々がますます強く主張し始めたこと、つまりワシントンには戦略的計画がまったくないことだ。単に戦略的計画が立てられないというだけでなく、原則的にそれが完全に欠如しているのだ。 これはシステム的な問題であり、システムを一から作り直さない限り対処できない。その第一歩は、米国の「学界」やシンクタンクにはびこる「戦略」の博士号取得者たちをすべて追い出すことだろう。軍事史や政治史を学ぶことそれ自体が「戦略学」を意味するわけではない。現代の戦争は本質的に複雑であり、研究対象である国(この特殊なケースではロシア)の記述には正確さが求められるからだ。アメリカは一般的に、そして特に西側諸国は、このような事態に対処するための道具一式を持ち合わせていない。つまり、この問題は多面的であり、米国の意思決定チェーンを支配している似非学者や「専門家」には、軌道修正は不可能なのだ。いずれにせよ、もう手遅れなのだ。 アメリカは、自分自身について、世界について、歴史について、軍事その他について、あまりに嘘に満ちている。何度も述べているように、それらの「達人」たちによる第二次世界大戦の版図を見れば、彼らがいかに空虚で無知であるかが十分に理解できる。例えば、ミアシャイマーは、フクヤマの言葉を引用しながら、自由民主主義が「ナチズムを打ち負かした」と語っている。というわけで、私はここに座って何日でも次から次へと例を挙げることができるが、問題はそこではない。重要なのは、アメリカの「戦略立案」は存在しない範疇にあるということであり、今日それが存在するという考えを推し進める者は学者として失格であるべきだということだ。 この誤謬を理解している人々があちこちにいたとしても、問題が組織的なものであり、内部から対処することができないという問題は変わらない。そして米軍でさえ、その能力を極めて急速に失いつつある。そして現在に至っている:

それにどう対処するのか?まだわからない。しかし、私は何年もこのことについて警告してきた。404のように、この神話全体が暴かれたら、カードハウス全体が嘘の上に成り立っている以上、ここからどうするのか。国際問題」や「戦略」の博士号を持つ者のほとんどが、基本的な歴史的事実を知らず、地政学の基礎である地理学ではなくパワーバランスについて判断を下す軍事的専門的装置も持っていないのに、どうやって話をすることができるのだろうか?私にはわからない。ただ、彼らが大災害の規模を隠せなくなっていることだけはわかる。アイデアは?