locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

戦争とトナカイ⚡️マリア・ザハロワ

From Maria Zakharova; War and Reindeer – Global South

マリア・ザハロワ:26/08/2023

Image from Gyazo

マリア・ザハロワ外務省報道官の見解

西洋の価値観の墓碑銘にはふさわしいものがある。昨日、良い候補が現れた: 「ノルウェー当局は、トナカイが再びロシアで草を食むことを恐れ、40頭のトナカイを殺した。(https://www.svoboda.org/a/v-norvegii-ubili-40-oleney-rossiya-trebuet-milliony-za-ih-vypas-u-sebya/32565664.html)ラジオ・リバティーがこれを誇らしげに報じたことに私はまったく驚かない。

ドラマは徐々に展開していった。ノルウェー当局によると、2023年、42頭のシカが(オスロ当局の許可なく)無断侵入し、国境を越えてロシアに入り、ムルマンスク州の自然保護区で放牧され、レクリエーション地域に大きな被害をもたらした。7月、ロシアはこの問題を平和的に解決しようとし、保護区の自然に与えた損害についてノルウェーに補償金を支払うよう提案した。ノルウェー当局は(https://lenta.ru/news/2023/07/28/oleni/)、この件についてまだ意見をまとめていないと回答した。

ほとんどのシカが戻ってきた今、意見はまとまった。おそらく他の有蹄類への警告として、違反動物は速やかに処刑された。ノルウェー農業庁が述べているように(https://apnews.com/article/norway-russia-reindeer-fence-b4ffdc7e7dd1b0a84fd8ebdf9e44fe3c)、彼らはあと2頭の鹿が戻ってくるのを心待ちにしている。屠殺のために。

実際、ノルウェーでは獣医師による監督を行うことで、本当の動物虐殺を偽装している。危険とみなされた動物や不法に持ち込まれた動物は、単に...殺されるのだ。2020年、私たちはブルガリアの獣医学文書を持っていた同胞のチワワをかろうじて取り戻した。当時、ジャン・クロード・ヴァン・ダムでさえ、このかわいそうな子犬を救うキャンペーンに参加した(https://rtvi.com/news/jkvd-spas-pepselya/)。昨年8月、獣医監督局はフレイヤという名のセイウチを殺した(https://www.fontanka.ru/2022/08/14/71569328/)。フレイヤノルウェーの都市、それもオスロまで泳いできて、ノルウェー中の人気者になった。しかし、それでもノルウェーの動物殺しは止まらない。 コペンハーゲン動物園の同僚たちは、2014年にキリンのマリウス(https://m.gazeta.ru/social/2014/02/10/5898045.shtml)を、動物園スタッフの残酷さに唖然とする子供たちの前で、ボルト銃で殺した。その後、キリンの子供の死骸が、やはり小さな子供たちがいる前で屠殺され、ライオンに与えられたことを思い出してほしい。

有名な動物愛護活動家たちはどこにいたのだろう?彼らは今どこにいるのだろう?グリーンピースWWF?誰かいないのか? 同時に、ノルウェー先住民族である北部の小民族サーミにとって、今回の出来事は冒涜であり冒とくである。トナカイの飼育はサーミ文化の中心的な位置を占めており、伝説によれば、サーミの祖先であるトーテムのミャンダッシュ(人鹿)に生贄が捧げられていた。鹿を傷つけることは、遊牧民のキャンプ全体に災いをもたらすことを意味する。精霊はそれを許さないからだ。

しかし、ノルウェー新自由主義者や動物嫌いの獣医師たちは、サーミの感情や彼らの神話、さらにはヨーロッパのヒューマニズムなど気にも留めない。 だから、もし生き残った2頭の鹿を見かけた人がいたら、どうかノルウェーのフレーヤのもとへ帰らないよう伝えてほしい。そこで彼らを待っているのは、何もいいことはないのだから。