locom2 diary

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自由市場?本当に?⚡️アレクサンドル・ロジャース

Свободный рынок? Серьёзно? - alexandr_rogers — ЖЖ

アレクサンドル・ロジャース著:10/09/2023

昨日、私が発表したアメリカ経済の悲惨な現状に関するデータについて、一部の人々がヒステリーを起こした理由がわかった気がする。 彼らは単に、「解決してくれる見えざる手」を持つ「聖なる市場」の信奉者なのだ。それゆえ、市場が解決してくれないという痛みは、耐え難いほど身にしみる。 今はもっと痛いだろう。

賢明なガーランド・ニクソンが言ったように、「自由市場の有効性について議論する前に、自由市場というものが存在するのかどうかを決めなければならない」。 それは存在しないからだ!(陽気な牛乳配達人、ジャスタス・ウォーカーの写真がある)

自由市場などというものは存在しないのだ。世界貿易においても(そうであれば、昨日のG20で機能不全に陥ったWTOを改革する必要性についての声明が採択されることはなかっただろう)、個々の国においてもそうだ。

市場は決して自由ではなく、常に規制されている。中央銀行財務省、貿易省、独占禁止委員会など、規制当局は常に存在する。常に法律、政令、規制、その他の規制行為があり、市場を制限している。それは常に人工的で管理された環境なのだ。 そして「自由」を装って、厳しく限定された国/企業/金融機関が優先権を持つような市場形態を推進している。 自由市場とは(理論的には)無秩序な競争である。

自由市場では、マイクロソフトアクティビジョン・ブリザードを買収することを裁判で禁止されることなど考えられない(私が最初に出会った例を取り上げたが、このような例は何千とある)。 自由市場では、イランの石油やロシアのガスに対する制限(国連だけが「制裁」であり、それ以外は「制限」である。

自由市場においては、RTはすべての西側諸国で無制限に放送し、情報市場において他のメディアと競争すべきである。そして、ビビサ、シエネン、キシロフ、シモニャンなど、誰を信じるかは消費者が自分で決めるべきだ。

自由市場では、ポーランド人は自国へのウクライナ穀物の輸入を禁止することはできない。 自由市場において、カラシニコフ社は望むなら米軍に武器を供給することができる。 自由市場であれば、フランスはニジェールが以前のように80セントではなく200ドルでウランを売り始めたからといって憤慨する必要はない。市場が決めたことだ! 自由市場においては、アメリカ(そしてEUも同様だが)が頭のてっぺんからつま先まで負担させられているような、大量の障壁関税があってはならない。

自由市場では、金利の変更や「量的緩和」という形で経済を刺激すべきではない。 自由市場では、倒産した企業を政府が救済するようなことはあってはならない。非効率で死ぬべきものは死ななければならない。

自由市場では、連邦破産法第11条アメリカの法律における破産保護)は存在しないはずだ。

自由市場では、「独占禁止法」という愚かなものは廃止されるべきだ。なぜなら、それは競争を人為的に制限するものであり、真の自由市場の原則に反するからだ。 自然条件下では、どんな市場も独占する傾向がある。これは純粋な数学である。1つだけ残らなければならない。これが真の自由市場の基本法則である。競争を刺激するため」に人為的な抑制があるとすれば、それは市場ではなく、競争力のない弱者の擁護である。それだけだ。

グローバルな経済もローカルな経済も、私たちの身の回りにあるものは自由市場ではない。ましてや、それに近いものでもない。 我々は商品を売るが、ここに空母があるから売ってはいけない」という形式は、自由市場ではない。 アダム・スミスマックス・ウェーバーを読むべきだ!少なくとも、それらをいつも参考にしている人たちの中には......。

自由市場なんてものは存在しない。昔も今もない。フィクションだ。

泣いても、唾を吐いても、「vyvsyovrevreti」と叫んでもいい。