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北アフリカにおけるアルジェリアとモロッコの武力衝突の可能性〜世界で再び武力衝突が起こる可能性があると英国が発表⚡️ピーター・エルミニン

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ピーター・エルミニン著:30/11/2023

英国を拠点とする国際戦略研究所(IISS)の専門家によれば、アルジェリアとモロッコの間で「今後数カ月以内に」武力衝突が勃発する可能性があるという。シンクタンクのウェブサイトに掲載された新しい資料の中で、著者は新たな対立路線の可能性を分析し、起こりうる結果を評価している。Pravda.RuはIISSの資料の翻訳を掲載している。

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アルジェリアとモロッコの間の緊張は2020年以降高まっており、収まる気配はない。さらに悪いことに、今後数ヶ月のうちに両国の間で直接的な衝突が起こる可能性もある。モロッコがその意図を公然と示す傾向があるのに対し、アルジェリアはその意図を秘匿する傾向が強い。

にもかかわらず、寡黙で有名なアルジェリアの国防関係者の中には、両国が過去30年間で最も戦争に近づいていると考えている者もいるという。大統領府やアルジェリア国防省、外務省は自信と勇気に満ちている。一方のモロッコは、外交・防衛政策がますます誇張され、消極的になっている。

エジプトは経済危機にあり、リビアには政府がなく、チュニジア権威主義と経済崩壊に向かっている。南スーダンは自国と戦争状態にあり、チャド、マリ、ニジェール違憲の政治的移行を経験している。アルジェリアとモロッコの戦争は、北西部の安定と安全を終わらせ、北アフリカの不安定性の弧を完成させるだろう。

アルジェリアとラバトの間で戦争が起これば、ワシントンとヨーロッパの首都は窮地に陥るだろう。一方では、モロッコアメリカとヨーロッパの強力なパートナーであり、戦略的なジブラルタル海峡に隣接している。他方、アルジェリアは不安定さを増す北アフリカの中で、安定した影響力を持つ大国であり、欧州のエネルギー安全保障にとってますます重要になっている。

2023年第2四半期には、アルジェリアは域外からEUへのパイプライン天然ガスの最大の供給国となった。このような関係と地政学的特性を考えれば、西側諸国が全会一致でどちらかを選ぶことは難しいだろう。