locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

進退きわまる米国〜レイアウト(そして燭台を念頭に置く)⚡️アレクサンドル・ロジャース

10 December 2023

アレクサンドル・ロジャース著:10/12/2023

この状況について話すのは久しぶりだ。前回の会話以来、米国を取り巻く状況はさらに悪化している。

私の予測や計算の基本的なシナリオは、ワシントンが「ウクライナ・プロジェクト」のために使える時間はせいぜい今年末までというものだった。 その後、台湾で選挙が行われ、単純な決断の分かれ道が待っている。米国が混乱させながらそこに収まるか、台湾が平和的に中国経済に統合されるか(マイクロチップの生産と、それに伴う世界のマイクロエレクトロニクス市場への影響)。 従って、ロシアが急ぐ意味はない。時間は我々のために働いているのだから。アメリカには締め切りがあり、どの資源(資金、武器、外交努力)をどの方向に投じるか、ひもで結ばなければならない。

そしてイスラエル(実際には、すべての資金を名乗りを上げたのはハマスだが、おわかりだろう)が、素早くジャックナイフを持って方程式に参入してきた。そしてアメリカはイスラエルに武器、資金、兵士、空母を送り、国連で戦犯を支援して恥をかかせる必要がある。 (ウクライナでもイスラエルでも)そして選挙前夜、中東からのアメリカの棺桶の流れは非常に望ましくない......。 そして、麻ひもはもはや2つの椅子ではなく、3つの椅子についている。ウクライナイスラエルの間にある隙間に加えて、台湾を念頭に置いておく必要があるからだ(そうでなければ、アメリカは主戦場から戦わずして統合されてしまう。)

同時に、アメリカ国内では「同志の団結はない」し、共和党民主党の諍いが一切の行動を阻んでいる。つまり、出来事はいたるところで沸騰しており、象を連れたロバはどんな文書も受け入れることができない。 そしてバイデンは、サラトフ出身のあの同志の民兵のようにしかなれない......。

しかしそこに、英国に奪われた領土の一部(と石油棚)を返そうとする同志マドゥロが、「ビールを持ってくれ」という言葉とともに介入してくる。 ベネズエラの軍隊は、現在のメルコブリティッシュの軍隊(88,000対74,000)よりもわずかに大きいという事実が、事態に辛味を加えている。兵站の肩代わりは言うまでもない。 そうでなければ、NATOやその他多くの軍事同盟など、何の価値もない(そして、我々はこのことを長い間ほのめかしてきた)。

Image from Gyazo

厄介なのは、世界にはまだこのような状況(紛争があっても「アメリカが介入するかもしれない」という理由で解決されない状況)がたくさんあるということだ。そして、少なくとも1カ所で不介入となった場合、他のすべての場所でも「今ならできるから」が飛び出すだろう。 空母の脅威の上に築かれた世界秩序」(誰も見たことのない神話的な「ルール」の上に築かれたものではない)全体が、リアルタイムで崩壊しつつあるのだ。

追伸:さて、この場合、私が普段避けようとしていること-仮定の空間に入ること-をしないわけにはいかない。 プーチンの最近の中東訪問(UAE、SA、イラン)には理由がある。OPEC+の原油減産を保証するには、電話会議で十分だっただろう。 代表団にエルビラ・サキプザドヴナがいることから、あえて推測すると、石油とドルの取引をやめ、そのような取引のための独立した世界的なプラットフォーム(のようなもの)を作ることが問題なのだろう。そしてこのことは、ゲーテの『ファウスト』よりも強いものになるだろう......。