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米国とイスラエルはガザでの惨敗を隠すために中東を吹き飛ばそうとしている⚡️フィニアン・カニンガム

The United States and Israel are Blowing Up the Mideast to Conceal Their Disastrous Defeat in Gaza — Strategic Culture

フィニアン・カニンガム著:25/01/2024

この恐怖が長引けば長引くほど、ワシントンとそのイスラエルのクライアント国家にとっては最悪の事態となる。

Image from Gyazo

イランのモハマド・マランディ教授によれば、アメリカとイスラエルに残された合理的な選択肢はただひとつ、即時停戦を呼びかけてガザでの大量虐殺を終わらせることだという。

この恐怖が長引けば長引くほど、ワシントンとイスラエルの従属国にとっては最悪の事態となる。

しかし、ここに彼らの自滅的なジレンマがある。米国とイスラエルは、米国と西側諸国が支援するイスラエル政権がすでにガザで被った完全な敗北を隠そうと必死であるため、そのような合理的な決断を下すことができないようだ。

ガザにおけるイスラエル軍の軍事的損失の増大は、アメリカ(とイギリス)によるイエメンへのミサイル攻撃の増加と相関している。

この狂気のダイナミズムは、中東地域におけるより広範な全面戦争、すなわちアメリカとイランが直接敵対する戦争へとつながっている。

もし米国とイスラエルがそのような道を歩むなら、そしてそれはますます避けられないように見えるなら、彼らは決定的な敗北に直面することになる、とマランディ教授は主張する。

イランと、イラク、シリア、レバノン、イエメンなどにいるその強大な同盟国は、決定的な打撃を与える軍事力を持っている。

「抵抗の枢軸」を軍事的に打ち負かすことはできない。マランディは、イスラエルが、米国からの無制限の軍事的・政治的支援を受けながら、3カ月以上にわたってガザでノンストップの砲撃を続けた結果、パレスチナハマス過激派を排除できなかったことを指摘している。

毎日毎日、女性や子どもたちが引き裂かれるような民間人の凄惨な虐殺は、イスラエル国家とその西側支援者の卑劣な犯罪性を露呈しているだけだ。それは、大多数の西側市民を含め、世界の目から見た政治的・道徳的信用を、救いようのないほど失墜させるものだ。

偽善、二枚舌、野蛮な犯罪行為の露呈は、欧米列強とその傀儡であるイスラエルにとって致命的だ。

米国とイスラエルが今後数週間のうちに、より大規模な戦争へとエスカレートすれば、彼らは間違いなく自分たちを破滅させるであろう、はるかに強力な相手と対峙することになる。マランディは、さまざまな抵抗勢力がこれまで見せてきた火力は、米国とイスラエルの敵が準備しているもののほんの一部にすぎないことを示唆している。

軍事力に加え、すでに政治的・経済的危機に瀕している米国とその西側同盟国にとって、世界経済の破滅という破滅的な結果が待っている。

マランディは、米国はイスラエルとそのマキャベリストであるベンヤミン・ネタニヤフ首相に操られているのではない、と主張する。

マランディは、米国は最終的に「イスラエルの攻撃犬の鎖」を握っていると主張する。イエメンへの空爆や、アメリカによるこの地域での暗殺は、すべてワシントンによる意図的な戦争拡大政策を示している。

もちろん、バイデン政権がイラクやシリアで米軍が殺された場合、イランとの戦争が拡大するリスクを懸念していると報じられるなど、矛盾もある。

しかし、帝国主義国家としてのアメリカは不合理だ。戦争が歴史的な崩壊につながるにもかかわらず、戦争を激化させることで帝国権力を主張しようとしているのだ。

それでもマランディ教授は、イラン人は核武装したアメリカやイスラエルを恐れていないと自信たっぷりに断言する。「私が生きている間に、アパルトヘイト南アフリカは崩壊したが、核兵器はそれを救わなかった」と彼は指摘する。同じ運命がイスラエルを待っている、と彼は付け加える。

イスラエル国家は、西側諸国の全面的な加担のもとに80年以上にわたって行われた自らの内部腐敗と無法によって、末期的な崩壊に直面していると彼は予測する。イスラエルは存続可能な独立国家ではない、と彼は指摘する。アメリカとヨーロッパの継続的な支援なしには崩壊してしまうだろう。

シオニスト政権の犯罪性に自らを縛り付けてきた米国と西側諸国もまた、ガザにおける大量虐殺の最新段階によって破滅の運命をたどる。

世界はこの大量虐殺をテレビで生中継している。イスラエルアメリカ、そしてその西側のパートナーは、世界の目には亡者として映っている。それこそが、彼らの究極的かつ回復不能な敗北の根拠なのだ。