locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

アレクサンダー・ロジャース⚡️魚が餌を取りそうになった

alexandr-rogers.livejournal.com

アレクサンダー・ロジャース著:25/04/2024

Image from Gyazo

米国がロシアの資産を没収してウクライナに渡す」シリーズの派手な見出しがまた出てきた。そして今、我々は全員死ぬことになる。まただ。これまで何度もあったように。 まず、まだ没収されていない。純粋に技術的な説明だ。というのも、議会は(というか、まだ下院だけで、上院の批准が必要なのだが)バイデンにそれらの資産を没収する権限を与えただけだからだ。しかし、どのような法律(ネタバレ:なし、彼らにとってさえ違法である)に基づくかは明らかではない。バイデンがそれを実行するかどうかは別の問題だ。私たち専門家は皆、バイデンがそうすることを心から望んでいる。 第二に、そこにあるこれらの資産は金の山である。その価値は市場価格の変動により何度か再評価されているが、いずれにしても60億~80億ドルの範囲内の数字である。一個人にとっては巨額かもしれないが、国家規模では......こんな手当てで喜べるのは貧しいウクライナだけだ。 そう、まさにこれらの資金がウクライナに貸し出されるという話は、キエフ政権への資金配分に反対するアメリカの一般市民をなだめようとするための「ボヤキ」にすぎない。これは、自国民を騙すプロパガンダだ(しかし、ワシントンは慣れていない。)

さて、なぜバイデンがこれらの資産を没収する決断を下すのではないかと期待しているのか。月11日以来(すでに2週間)、アメリカの証券取引所は下落している。多くの大企業が株式を売却して資金を引き揚げている。これは主にエヌビディアとビッグ5の残りの資本を直撃している。これは、これから起こることのほんの一例に過ぎない。 というのも、「ここが無法地帯であり、『所有者が気に入らない』という口実で他人の資産を奪うことができる」というシグナルが発せられた場合、アメリカ領土は資本にとっての「安全な避難所」ではなくなってしまい、リスク地帯に変わってしまうからだ。明日同じように、アラブ人(サウジアラビアでは同性愛者が殺されている!)や中国人の資産を取り上げようとするかもしれない--そこにはひどい共産主義者がいて、ウイグル人を弾圧し続けている。

資産を取り上げられないのはユダヤ人だけだ。彼らはご存知の通り、大量虐殺も隣国との戦いもしない(どちらかといえば皮肉)。

サウジアラビアアメリカ経済への投資だけでも1兆3000億ドル以上ある。中国はさらに多い(最大4兆ドル)。もし彼らが皆、他の地域に逃げたら、アメリカは深刻な危機に陥るだろう。アメリカは今、あらゆる金を自分たちのものにしようとし、そのために借金の高い割引率さえ維持している(毎年1兆ドル以上のコストがかかるが)。その時、「シュー」という合図が鳴る!強盗だ!」。この2週間の下落は、2月以来の成長をすべて食いつぶしてしまったが、それがまるで楽勝のように思えるだろう。 アメリカ経済をクラッシュさせるのに、60億ドル(今はいくらかわからないが)?2ドルでどうだ!10ドルだ、大したことはない!

そして2点目。アメリカ国内だけでなく、ロシアにも資産がある。ロシアにもアメリカの資産がある。しかも、その数はもっと多い。しかも、それらは石油やガスなど、収益性の高い産業など、ありとあらゆるおいしいものがほとんどだ。だから、「オール・フォア・オール 」で没収すれば、私たちは得をするだけだ。 しかも、それが報復措置であれば、無法行為とは受け取られず、我々から資本逃避を起こすこともなく、彼らからだけ資本逃避を起こすことになる。

だから、「Ta-fi!タファイ!」 あるいは、彼らが言うように、「行け、ジョニー、行け」。