locom2 diary

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ラリー・ジョンソン⚡️米国がウクライナを武装化させようと、勝利への道はない。

sonar21.com

ラリー・ジョンソン著:23/05/2024

ATACM Missile and Launcher

今日はちょっと違う。引退したダニー・デイビス中佐が今日の午後(木曜日)、私とバーチャルな対談を行い、ワシントンとキエフの最新の妄想について話し合った。それが普通だ。いつもと違うのは、スティーブン・ブライエンとエリック・プリンスが出演しているビル・ウォルトンポッドキャストだ。2022年2月のロシア特別軍事作戦開始時、スティーブン・ブライエンは主流派の大方の見方と同じで、当初はウクライナが優勢でロシアが失敗しているという物語を鵜呑みにしていた。

しかし、スティーブンは盲目的なイデオローグではない。彼は思慮深く知的な人物で、ジョージ・H・W・ブッシュ政権では国防次官補を務めた。この2年間で、スティーブンはワシントンとキエフから発せられる応援レトリックがでたらめであることに気づいた。彼の分析的な見解は、貴重な時間を費やす価値があると思う。

エリック・プリンスについても同様だ。彼の分析は極めて明晰だ。

私がダニー・デイビスと話した重要な点は、暴力はそれ自体で軍事的な成功を保証するものではないということだ。物理的なパンチを考えてみよう。激情に駆られて壁を殴っても、最も可能性の高い結果は手の骨折である。壁を傷つけて手を骨折させるだけで、何の成果もない。もしあなたが道を歩いていて、見知らぬ人に殴りかかったとしたら、あなたは犯罪を犯し、理由もなく誰かに危害を加えたことになる。しかし、もしあなたが強盗に襲われていて、犯人を殴った(そしてうまくいけば気絶させた)場合、あなたは正当防衛をしたことになる。パンチは "ただのパンチ "ではないのだ。

ウクライナが、ロシアの奥深くの標的を攻撃するために長距離ATACMミサイルを手に入れたいと必死に訴えているのは、軍事戦略の遂行とは何の関係もない。西側諸国がウクライナに全ミサイルを与えたとしても、ロシアの重要な軍事施設や兵站施設を破壊するには不十分だ。しかし、そのような攻撃はロシアによるエスカレーションに火をつけ、ウクライナをさらに衰退させるだろう。つまり、これは無意味な武力行使なのだ。ゼレンスキーは壁を殴ったほうがいい。