ジョシュア・ラモス著:20/06/2024
BRICS圏が世界規模で脱ドル運動を続けるなか、また新たな国が米ドルを捨てる計画を発表した。ベトナムは、BRICSの2024年議長国であるロシアとの最近の合意を受けて、国際貿易において米ドルを放棄する最新の国である。
ロシアのプーチン大統領は今週ベトナムを訪問し、同国政府と12の協定に署名した。その中には、二国間の貿易取引を現地通貨で決済する構想も含まれている。この訪問は、プーチンが最近12年以上ぶりに北朝鮮を訪問したのに続き、今週行った多くの訪問のひとつである。
JUST IN: 🇷🇺 🇻🇳 Russian President Putin and Vietnam President To Lam sign new strategic partnership agreement. pic.twitter.com/PY4B8lOLfg
— BRICS News (@BRICSinfo) 2024年6月20日
BRICS経済圏は今年、地政学的な分野での議論を支配してきた。BRICSは昨年、2001年以来の成長計画を打ち出した。さらにBRICSは、この集団への加盟を希望する30カ国以上に対して同様の招待を行い、これに続こうとしている。
同グループは、その拡大希望と脱ドル方法を主要な焦点としている。BRICSは今週、米ドルを放棄することでまた新たな国と合意に達し、後者は大きな一歩を踏み出した。
プーチンとベトナムのトー・ラム大統領は今週、広範な協力協定に署名した。その中には、教育、エネルギー、テクノロジーの分野でのパートナーシップ強化も含まれる。両国の間で交わされた画期的な協定の中には、貿易決済通貨に関する決定的なスタンスも含まれている。
この動きはグリーンバックにまた新たな打撃を与えた。さらに、ロシアの独立性を弱めようとするロシアの指導者の試みも続いている。プーチンは最近、中国、北朝鮮、そして今回のベトナム政府高官と会談し、経済におけるグローバルシフトを促進し続けている。