locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

マーティン・アームストロング⚡️ウクライナ人男性、ノルドストリームパイプライン襲撃で逮捕

www.armstrongeconomics.com

マーティン・アームストロング著:25/08/2025

Image from Gyazo

✒️要約:

  1. 49歳のウクライナ人男性がノルドストリーム爆破事件でイタリアにて逮捕されたと報じられた。
  2. 犯行主体についてはロシア犯行説、西側諸国関与説、親ウクライナ勢力説があるが確証はなく、各国の主張は食い違っている。
  3. 記事は「この男性はスケープゴートであり、実際の動機や利益は米国・西側にあった」と示唆している。

【本文】

49歳のウクライナ人男性が、ノルドストリーム・パイプライン攻撃との関連でイタリアで逮捕されました。捜査当局によれば、この男性と仲間たちは2022年9月にドイツの会社からヨットを借り、パイプラインの一部を爆破することに成功したと考えられています。事件についてはこれまで誰も犯行声明を出しておらず、スウェーデンは「起訴するに足る十分な根拠がない」として2024年2月に捜査を終了しました。同じ月にデンマークの検察も捜査を打ち切ったものの、「ガスパイプラインへの意図的な破壊行為」であったことは認めました。現在、この件を調査しているのはドイツのみです。

当初、世界はロシアを犯人と考え、自国の主要な販売先が石油を入手できないよう、自らパイプラインを爆破したと疑いました。しかし、その動機はどうしても納得できるものではありませんでした。ドイツ連邦情報局(BND)元長官のゲルハルト・シンドラーは、ロシアがガス輸出を止めるためにパイプラインを破壊した可能性を示唆しました。ゼレンスキー大統領の顧問ミハイロ・ポドリャクは、ロシアが「ヨーロッパの経済状況を不安定化させ、冬を前にパニックを引き起こす」ことを狙ったと述べています。

一方でロシアは、西側諸国の関与を主張しました。ロシアのラブロフ外相は「そのようなテロ行為を実行するには最高レベルからの指令が必要であり、西側でそのレベルとは間違いなくワシントンだ」と語りました。ロシア国防省は、イギリス海軍が米国の支援の下で攻撃を実行したと非難しました。

プーチン大統領は「親ウクライナ集団が犯行に及んだ」という見方を「ナンセンスだ」と一蹴しました。彼はこう述べています:
「これほどの爆発を、これほどの威力で、これほどの水深で行えるのは専門家だけだ。国家の技術的な支援なしには不可能だ。…この事件がテロ行為であることは、もはや誰にとっても秘密ではないはずだ。しかも、それは明らかに国家レベルで行われた。アマチュアにできることではない。」

これに対し、元米国大統領バイデン氏は率直に、「ロシアがウクライナに侵攻すれば、米国はノルドストリームを終わらせる」と公言していました。

このパイプラインは、プーチンにとってヨーロッパとの最後かつ最大の交渉カードでした。実際、爆破前には制裁解除に合意していたほどです。ノルドストリーム破壊工作は、米国の情報機関によって実行された可能性が最も高いのです。ロシアが自らヨーロッパ経済への最後の生命線を切断するはずがありません。一方で、ヨーロッパ諸国が屈して引き続きロシア産エネルギーを購入し続ける可能性はありました。国家安全保障担当大統領補佐官ジェイク・サリバン、国務次官ヴィクトリア・ヌーランド、そして国務長官アントニー・ブリンケンといったネオコンらは、このパイプラインに公然と反対し、その撤去を望んでいました。さらにバイデン政権は「ネットゼロ計画」を推進し、世界の化石燃料依存を終わらせようと熱心でした。

2020年時点で、ドイツはロシア産ガス輸出全体の約20%を消費しており、国内ガス需要の約50%をロシアに依存していました。つまり、ドイツはロシアの「顧客ナンバーワン」でした。そのため米国は、ドイツに相談することなく単独でノルドストリームを爆破するという行動に出た可能性があります。

2022年2月、バイデンは当時のドイツ首相オラフ・ショルツとの記者会見でこう語りました:
「もしロシアが侵攻すれば──つまり戦車が動き、部隊が国境を越えれば──ノルドストリーム2はもう存在しなくなる。約束する、我々にはその手段がある。」
ポーランドの元国防相EU議員のラデク・シコルスキは、パイプラインの漏出部分の画像を「ありがとう、USA」というキャプション付きでX(旧Twitter)に投稿しました。

ノルドストリーム破壊は、マーティン・アームストロング独自の「Economic Confidence Model」において予測されていた周期から 51.6年 ちょうどで発生したとも言われています。

果たして、数人の男たちがこれほど強力な爆発を起こし、M2.3の地震として観測される規模の破壊を生み出せるのでしょうか? 明らかに、この逮捕されたウクライナ人男性は「不運なスケープゴート」として選ばれたに過ぎません。誰に動機と利益があったのかは、一目瞭然なのです。