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米国のトップ外交官が極秘訪問でニジェールクーデターの逆転を要求、介入を示唆⚡️ 

Top US diplomat demands reverse of Niger coup in secret visit, hints intervention

PRESSTV:08/08/2023

ビクトリア・ヌーランド国務副長官代理は、ニジェールの首都ニアメでの軍事政権掌握の指導者らとの2時間の会談後に語った。 (写真はAP経由)

西アフリカのニジェールを極秘訪問し、クーデター指導者らと会談した米外交トップは、クーデターの収束と西側諸国が支援する大統領の復権を要求し、そうでなければ軍事介入を示唆した。 ベテラン外交官であるビクトリア・ヌーランド米国務副長官代理は、ニジェールの首都ニアメを出発する前に記者団に対し、月曜日の会談を「極めて率直で、時にはかなり困難なものだった」と述べ、クーデター指導者たちに危機を脱し、他の植民地主義的な西側諸国政府とともにニジェールへの援助を停止している米軍との関係を回復するための「多くの選択肢」を提示したと主張した。 AFP通信が水曜日に報じたところによると、ヌーランド氏のニジェールへの極秘訪問は、米国が支援するECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)が、追放されたモハメド・バズーム大統領を日曜日の午前零時までに復帰させなければ軍事介入を行うという期限を切った後に行われた。 15カ国からなるECOWASは、木曜日にナイジェリアの首都アブジャで開催される首脳会議で、この危機を終わらせるために再度招集される予定である。 ECOWASに近い情報筋は、現段階ではバズーム氏を回復させるための即時軍事介入は想定されていないと述べ、対話への道はまだ開かれていると付け加えた。

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報告書によれば、ヌーランドは7月26日にバズームを追放した軍首脳と2時間以上会談し、隣国マリに続いてロシアの軍事顧問団を招聘しないよう警告し、彼らをワグナー・グループに帰属させたという。

反ロシアタカ派の立場で知られるヌーランド氏は、「ここでこの行動をとった人々は、ワーグナーが招待されると自分たちの主権が危険にさらされることをよく理解している」と主張した。

さらにこの上級外交官は、クーデターの指導者たちが、ニジェールの新指導者アブドゥラハマネ・ティアニ将軍や、西側の盟友であるバズーム大統領との面会を求めても応じなかったと不満を述べた。 ヌーランドは、「その申し出を受けたとは言いません」と強調した。

一方、アントニー・ブリンケン米国務長官は月曜日、ニジェールでのクーデターに対処するには外交が最良の選択肢だと主張したが、欧米が後援するECOWASが主導する軍事行動も示唆した。

「外交がこの状況を解決する最善の方法であることは確かです: 「それがECOWASの現在のアプローチであり、われわれのアプローチでもある」。しかし、ニジェールへの軍事介入を予告しているECOWASを隠れ蓑に使うということは、軍事行動にアメリカが関与する可能性を示唆している。

国務省のマシュー・ミラー報道官もワシントンで行われた記者会見で、ニジェールに対する軍事行動を示唆した。軍事介入はECOWASにとって「最後の手段」だが、ワシントンは「外交的解決策を見つけることに集中している」と主張した。

また、ニジェールに特使を派遣した隣国のマリとブルキナファソ(ともに反西側クーデターでECOWASから加盟停止)の努力も非難した。 ニジェールとマリはかつてフランスの植民地だった。しかし、パリは両アフリカ諸国を植民地として扱い続け、天然資源を略奪し、貧困に陥れていると言われている。 長い間欧米諸国の植民地支配下にあったこの貧しい国でのクーデターは、米国、国連、アフリカ連合欧州連合、そしてかつての植民地であったフランスといった国際的なパートナーから非難を浴びている。 ニジェールは世界第7位のウラン生産国であり、この放射性金属は原子力エネルギーやガン治療に広く利用されている。 それにもかかわらず、ニジェールは世界最貧国のひとつであり、毎年数億ドルの援助に頼っている。