locom2 diary

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米国の対ロシア戦略は、ナポレオンの大陸システムを繰り返すものであり、ナポレオンの敗北を繰り返すものである。⚡️ジョン・ヘルマー

Dances With Bears » THE US STRATEGY AGAINST RUSSIA IS REPEATING NAPOLEON’S CONTINENTAL SYSTEM – REPEATING NAPOLEON’S DEFEAT

ジョン・ヘルマー著:17/09/2023

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勝利の顎から敗北をもぎ取り、木を見て森を見ず、利益のモグラ山を損失の山に変えてしまう男女の非常に長い歴史の中で、ロシアの石油とガスを市場に運ぶタンカーを止めようとした米英独の試みは、例外的な失敗である。

ナポレオンの「大陸システム」がイギリスの対ヨーロッパ貿易を破壊することに失敗し、代わりにフランス経済を破壊したのと同じように、戦略的誤算という同じ理由で、例外的な失敗なのだ。それは217年前のことで、フランスは、自信過剰で計算違いのナポレオンがヨーロッパの海上貿易におけるフランスの地位に与えたダメージから回復していない。

ナポレオンは、密輸と迂回貿易を阻止し、封鎖を強化するために、スペイン、ポルトガル、ロシアを侵略し、港を閉鎖するべきだと決断し、その誤った判断の破滅的な代償を倍加させた。ロシアはその後、ナポレオンを2度葬り去った。1812年にモスクワで、そして1814年にはパリで、ナポレオンとフランス軍ワーテルローで他国によって完封された。

今回、NATOがロシアの海上貿易を封鎖するのは、誤算が明白であるという点でナポレオン的であり、敗北を認めないという点でもナポレオン的である。

1945年以来、アメリカによるギリシャ占領の強固な擁護者であるギリシャの船主たちでさえ、ロシアの石油とガスを海を渡って運ぶことで得られる利益に手を出さずにはいられないほど、このアメリカの盲目さは頑固である。 アメリカのクーデターを画策したジェフリー・パイアット(現在は国務省の「エネルギー資源」担当査察官、以前は駐アテネ米大使、その前は駐キエフ米大使)が、彼らを説得し、抑止し、脅し、痛めつけようとあらゆる試みを行っているにもかかわらず、である。

陸上での対ロシア戦争の敗北は、まだワーテルローに達していない。 ドニエプル川流域の戦場を西進し、キエフやリヴォフまで戦争をエスカレートさせるという米英独の考えは、数カ月後にはワーテルローのように明白になるだろう。

今日のゴリララジオで、クリス・クックの質問とそれに続くディスカッションをお聞きください。クリックするとリンクが開きます:

Source: https://gorilla-radio.com/

ナポレオンの大陸システムの簡単な歴史については、これを読んでほしい。 Eli Hecksherの1918年の歴史は、今でも標準的な歴史書であり、現在ではデジタルフォーマットで読むことができる。

ロシアの国営海運会社ソフコムフロートが、米国財務省や英国政府が発表しながらも実施できないあらゆる制裁のもとで、現在ほど利益を上げながら運営できたことはない。 英語で出版されたソフコムフロートに関する最初の本を読み、制裁の試練を乗り越えているギリシャの海運会社のリストを見てほしい。同時に、同じギリシャの船主が所有する新聞やテレビ局は、アテネアメリカ大使館が主張することをそのまま放送している。

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左:この本はアマゾンで購入できる。 右:表を拡大し、タンカー会社名の背後に誰がいるのかを見るには、ソースをクリックしてください。

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