Reminiscence of the Future... : What The Collapse Looks Like...
アンドレイ・マルティアノフ著:08/01/2024
...ロシアとイランの金融関係を例にとって。
これは1週間前の話だ。両システムはリンクしており、その影響は世界的なものだ:
翻訳すると 「我々は両国の(金融)メッセージの伝送システムを相互に接続した。これは、両国の銀行が互いに通信するためにスイスを必要としなくなり、両国の商業銀行が互いに仲介関係を築くことができることを意味する。輸出業者はロシア側にリラで口座を作り、イランのロシアの銀行からお金を受け取ることができる」とファルス通信はカリミ氏の発言を引用している。イラン中央銀行の副代表はまた、両国の輸出業者は自国通貨で取引を行うことができると強調した。その前日、イラン国家開発基金のホセイン・アイヴァズル理事は、ロシアとイランの国富ファンドが共同投資委員会を設立し、石油・ガス、石油化学、製薬、その他多くの分野でさまざまなプロジェクトを実施する計画であると述べた。
これはペトロダラーの終焉であり、アメリカの「法外な特権」の終焉でもある。しかしまた、1980年代以降、米ドルは、1940~1970年代のアメリカの産業能力から残された神話と、「史上最高の戦闘力」というハッタリを裏付けるための軍事史と軍事技術の深刻な書き換え以外には、ほとんど何もなかった。このハッタリは破られ、明らかになった現実はかなり哀れなものだ。しかし驚くべきことに、現段階では米国もロシアも、むしろ欧州が弱体化し、野心がなくなることを望んでいる。これには双方に論理的な説明がつくが、米国が国として存続し、新しい政治家が現れるのを見れば、ロシアは米国と話をするだろう。ヨーロッパとは......だめだ。
しかし現在、ロシアとイランの中央銀行がどのように決済するかは、それぞれの銀行次第であり、ワシントンが何を言おうが誰も気にしない。ロシアと中国はルーブルと人民元で決済し、それは中国の莫大な工業力とロシアの莫大な資源、そして...史上最高の戦闘力によって支えられている。ロイド・オースティンと国防総省は、なぜ国防長官の入院をホワイトハウスに知らせなかったのだろう!これは、アメリカの統治が崩壊し始める兆候なのだろうか?