locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

ケイトリン・ジョンストン⚡️プロパガンダを見抜くだけでは十分ではない。

Just Seeing Through The Propaganda Isn't Enough - We've Got To Open Our Hearts As Well

ケイトリン・ジョンストン著:23/03/2024

Image from Gyazo

人類は、帝国の教化という精神的な牢獄から脱出するだけではない。心の牢獄からも脱出する必要がある。

なぜなら、その洞察が十分な数で根付くことは、私たちの世界が切実に必要としている革命的変化への第一歩となるからだ。

しかし、大勢の人々が権力者による大規模な心理操作の現実に目を開けば、それだけでは不十分である。

アメリカ中央集権帝国がもたらす堕落と計り知れない人間の苦しみに気づくことは、この洞察に恐怖をもって反応し、それに抵抗し始める機会を生み出す。その時点では、世界で起きていることについて真実が語られていないことに気づいても、既存の世界秩序によって裕福になったからとか、西側の権力構造を支持するように洗脳されすぎているからとか、イスラエルイデオロギー的に支持しているからとか、現状を覆すことで生じる変化や激動を恐れているからとか、知性や道徳的に怠惰だからとか、その他の利己的な理由で、とにかく嘘に付き合おうと決める人はまだいる。

悪質な現状を受け入れるように洗脳されてきたことに気づけば、自分の中にある重要な扉が開かれる。そのドアを通り抜けるには、別の種類の目覚めが必要だ。

知識や知的洞察がいくらあっても、それ自体で私たちを種として自由にすることはできない。地球上のすべての人の脳に、人類の知識の総和をアップロードすることはできるだろう(公になっていない政府の秘密さえも含めて)。私たちの支配者たちが同胞である人間たちに行なってきた恐るべき行為について、人々が自分自身の中に深い関心を抱くことができない限り、そのようなことについていくら知識を得ても、真の変革のきっかけにはならないだろう。

知っていても関心を持たない人はたくさんいる。世界で最も強力な政府機関は、私たち一般市民が知ることを許されない、支配者の権力構造に関する恐ろしい秘密を知っている人々によって運営されている。しかし、彼らの忠誠心は人類ではなく帝国にあるため、彼らが知っていることの道徳的意味合いや、帝国が責任を負っている人間の苦しみなど気にも留めない。

だから、歴史のこの瞬間に求められているのは、ただ理解することではなく、気にかけることなのだ。世界の何が間違っているのかを知るだけでなく、それを感じることだ。頭のレベルで目覚めるだけでなく、心のレベルでも目覚めること。自分の個人的な理解を大切にするだけでなく、人類全体を大切にすること。

真実を知ることは、私たちを支配している世界中に広がる権力構造の犠牲者に対する深い思いやりと、その残酷さに反対する決意につながる。しかし、必ずしもそのような同情につながる必要はない。真実の光は、心の門でその拡張を止めることができる。私たちの心の奥底のどこかから、その門を開こうとする意志がない限り。

最終的に人類は、あらゆるレベルで目覚める必要がある。プロパガンダの束縛から解放される必要がある。心の束縛から解放される必要がある。エゴの束縛から解放される必要がある。私たちは、現実のすべてが一体であることを私たちの視野から遠ざけてしまう二元論的な視点の束縛から自らを解放する必要がある。

それが今、私たちに求められていることだ。目覚めて意識的な種となること。それこそが、私たちがこの惑星で健全かつ調和の取れた行動をとるための唯一の方法なのだ。

そして、私たちはその機会に立ち上がるか、そうしないかのどちらかだ。目覚めるか、自滅するかのどちらかだ。私は、私たちにはどちらの道にも進む自由があると信じている。