locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

ケイトリン・ジョンストン⚡️米国によるイラン攻撃を望む者は、人類の敵である

Anyone Who Wants The US To Attack Iran Is An Enemy Of Humanity

ケイトリン・ジョンストン著:15/04/2024

Image from Gyazo

米国とその同盟国がイランを攻撃することを望む者は、サイコパスである。そのような規模の戦争を我々の種族に仕掛けようとする人間は、児童虐待者やナチスと同様に、社会から積極的に排除されるべきだ。

CNNの新しいレポートによれば、複数のバイデン政権高官は「イランのイスラエルへの攻撃は、報復を促したイスラエルのダマスカス攻撃とは不釣り合いだ」と見ている。

イランの報復による死者は報告されていない。イスラエルによるダマスカスのイラン大使館への攻撃では、複数のイラン軍高官を含む16人が死亡した。イランの対応を「不釣り合い」と見るのは、イスラエルの人命がイランの人命より文字通り桁違いに価値があると信じていることを認めることになる。

しかも大使館でだ。イスラエルは何十年にもわたる外交規範を打ち砕きながら16人を暗殺することができる。それでも米国から見れば、イランがイスラエルの道路に数個の穴をあけたことほど悪くはない。

いずれにせよ、イスラエルのガザでの大量残虐行為を支持しておきながら、このクソ民族が比例について語ることができるのは、どれほど卑猥なことなのだろうか。イランが攻撃するときは、それに見合った対応が必要だが、イスラエルが10月7日にガザを焼却したときは、「LMAO、ふざけるな、見つけろ、笑い泣きの絵文字、イスラエルの旗」だ。

大量殺人と混乱の半年後、イスラエルが中東の他の国よりも道徳的に優れているという主張よりも不条理に見えるのは、アメリカが世界の他の国よりも道徳的に優れているという主張だけだ。

西洋の権力構造や西洋文明に対するあなたの評価がどれほど低かったとしても、この半年の出来事を真摯に見てきたなら、今頃はもっと低く沈んでいることだろう。

マスメディアがホワイトハウスの手助けをして、バイデン政権が何も起こらないことをただ受動的に願って座っているようなふりをするのはとても不愉快だ。

トランプ政権がバイデン政権よりも戦争好きで殺人的でなかったことは、簡単に定量化できる事実だ。これはトランプが戦争好きでなく、殺人的でもなかったという意味ではない。もしトランプが2020年に勝利していたら、バイデンが行ってきたような邪悪なことを多かれ少なかれ行っていなかったという意味でもない。しかし、トランプが何であり、バイデンが何であるかについての主流のリベラル派の物語全体が、これまでずっと完全なでたらめであったということであり、それは必然的に、米国の政治システムについての主流の物語全体が嘘であるということを意味する。

米国が惑星の覇権に向けて動き始めた当初、米国の一極支配が世界平和を達成する力になると心から信じていた、誠実に活動する帝国経営者がいた可能性はある。この巨大な帝国を構築するすべての人が、世界中の人々に絶え間ない暴力と抑圧と核の瀬戸際外交を与えることを望む、口ひげを生やした邪悪な漫画の悪役であったとは思えない。しかし、結果的にそうなってしまった。

もちろんそうなった。ある政権が必要な武力をもって世界を征服し、すべての人々に平和と繁栄をもたらすことができるという信念は、常に深く賢明でない人々の理性に欠けた空想であった。もちろん、服従を拒む国民も存在するだろうし、核兵器を持つ国民もいれば、通常兵器を持ちながらも歯に衣着せぬ態度で主権を守る国民もいるだろう。今日、国際紛争で見られる暴力や冷戦時代の瀬戸際外交のほとんどは、この力学の直接的な結果である。

アメリカ中央集権帝国の外交政策は、不服従に対する長く容赦のない戦争である。大量の暴力と専制政治なしには、人類全体をひとつの権力の傘下に置くことは不可能なのだ。このまま行けば、帝国による不服従への戦争は、いつか核によるアルマゲドンにつながるだろう。