ジョシュア・ラモス著:12/05/2024
昨年、世界経済の見方は大きく変化した。世界中の国々が経済的地位の多様化を求めるなか、米ドルはその地位を失いつつある。その後、BRICSが脱ドルを主導する中、あるエコノミストは、アメリカは「夢遊病」のように不況に向かっていると語った。
具体的には、一流のエコノミストであるデビッド・ローゼンバーグ氏が、Business Insiderの取材に応じ、景気後退の重大な兆候が現れ始めていると語った。ローゼンバーグ氏は、データが示しているのは「景気後退は多くの人が思っているほど遠くないかもしれない」ということだ。
米エコノミスト、景気後退の到来を警告 昨年来、BRICSブロックは一貫して、多極化する世界の構築を模索してきた。西側諸国が蔓延し、通貨が武器化されたことで、この考えは新興国の間で絶大な人気を得ることになった。
BRICS同盟が脱ドル計画を強化しようとしている今、ある米国のエコノミストは景気後退が近いと言う。具体的には、ローゼンバーグ・リサーチ・プロジェクト代表の一流エコノミスト、デビッド・ローゼンバーグが、アメリカにとって悲惨な現実について語った。
ローゼンバーグ氏は、近い将来の景気後退を示すデータを指摘した。手始めに、彼は雇用市場を指摘した。過去1年間、失業率は2年ぶりの高水準を4月も維持している。
さらにローゼンバーグ氏は、経済活動全体が減速していると指摘した。第1四半期のGDPは予想より軟調で、景気後退モデルが景気後退が近いことを示唆している。
「満足してはいけない。労働市場はひび割れ、サービス活動の鈍化がリアルタイム成長の足を引っ張っている」とローゼンバーグ氏。「先見的な金融シグナルは、依然として景気減速の到来を指し示している。結局のところ、このエコノミストは、この国は「夢遊病」のように不況に向かっていると述べた。
こうした動きは、地政学的要因によってさらに悪化している。BRICSの活動だけでなく、紛争が世界的規模で不安を増大させている。さらに、金とデジタル通貨は、米ドルが影響力と力を失う代替手段を生み出した。しかも、そうした代替手段がすぐに輝きを失うことはなさそうだ。