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ジョシュア・ラモス⚡️BRICS:非ドル化の進展がないことを示す衝撃的な報告書

watcher.guru

ジョシュア・ラモス著:25/06/2024

Image from Gyazo

過去数年にわたるBRICS同盟の活動にもかかわらず、衝撃的な新しい報告書は、脱ダラー化の進展を示していない。アトランティック・カウンシルのジオエコノミクス・センターは、BRICSが世界の主要な準備資産であるグリーンバックの地位を脅かすことはできなかったという報告書を発表した。

シンクタンクのドル支配モニターは、中期的にも短期的にも通貨に対する真の脅威はないと指摘している。このデータによると、ドルは依然として世界全体の外貨準備の58%を占めている。2番目に使用されているのはユーロで、21%を占めている。

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BRICSの影響を受けていないように見える米ドル

過去2年間、BRICS経済同盟は注目すべき脱ドル構想を打ち出してきた。BRICSは最近、大規模な貿易協定に調印し、BRICSとパートナー6カ国は貿易決済でドルを使用しなくなった。しかし、それは通貨にはほとんど影響を及ぼしていないようだ。

新たな報告書によると、BRICS圏の脱ドル政策は驚くほど進展していない。アトランティック・カウンシルの報告書によると、過去24ヶ月間、米ドルを捨てようとするBRICSの努力は、世界経済にほとんど影響を与えなかったという。

「ドルは、外貨準備高、貿易請求書発行高、通貨取引高を世界的に支配し続けている。「ユーロを含むすべての潜在的なライバルは、当面ドルに挑戦する力は限られている。

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報告書は、BRICSの新しい国境を越えた決済システムは初期段階にあると指摘する。しかし、同様の開発は "規制や流動性の問題から規模を拡大することは難しいが、いずれ通貨交換プラットフォームの基礎を形成する可能性がある "と指摘している。

中央銀行の3分の1が2024年に金準備を増やすことを求めている、と同書は指摘している。シンクタンクは、どの通貨もグリーンバックに代わる通貨としての地位を確立していないと指摘している。その代わりに、金はドルからの「リスク回避」を望む国々にとって重要な資産になりつつある。