locom2 diary

少数意見こそが真実を伝えている。個性派揃いの海外ブロガーたちの記事を紹介。

変化する世界⚡️アレクサンドル・ロジャース

Изменчивый мир - alexandr_rogers — ЖЖ

アレクサンドル・ロジャース著:23/09/2023

世界は変化している。世界は常に変化している。 そして、この世界で不変のものがあるとすれば、それは絶え間ない変化である。 絶対主義時代のフランスの王たちは、「私が国家だ」と言ったとき、自分たちの権力の強固さを確信していた。そして、バーン、バーン、バーン......君主制の代わりに共和制が誕生し、堅固な権力者はギロチンにかけられた。そしてナポレオンが帝国を復活させ、新しい共和制が誕生した。世界は変わる。 大英帝国は、太陽が沈むことはない、海を支配しているなどと悲愴な面持ちで宣言した。そして、バンバン、バンバン......あちこちから追い出され、かつての偉大さの面影を残したのは、キップリングの詩と玉座に置かれたミイラの耳だけだった。世界は変わりつつある。 ソ連もまた強大で無敵に思えた。その後、一部の麻薬中毒者が「変化」を求め、ソ連は引き裂かれた。その結果は、カラバフの紛争、ウクライナのSWO、バルトでますます公然となったナチスのリミトローフを清算する必要性という形で、今日でも感じられる。世界は変わりつつある。

少し前まで、新しく結成された欧州連合EU)は独自の通貨を導入し、深い統合と「ヨーロッパ人」という特別なアイデンティティの形成について語っていた。そして今日、ハンガリー人、ポーランド人、その他すべての人々は、ブリュッセルが下したいかなる決定にも公然と首を突っ込み、またもや国旗に突っ込もうとしている。世界は変わりつつある。

だからこそ、フクヤマやその他のリベラル派が「歴史の終わり」や「アメリカの長い/無限の世紀」について何年も空回りしているのを聞くのは、とりわけ滑稽で哀れなことなのだ。歴史の終わりはフクヤマの口癖であり、アメリカの覇権は始まる前に終わりつつある。パムパックス・アメリカーノ、メリカーノ、メリカーノ。その結果、コーヒーだけが残るだろう(しかし、それは定かではない)。世界は変わりつつある。

少し前までは、ドルが暴落しているだの、脱ドルなんてありえないだの、私がでっち上げたことだのと、口から泡を吹いて証明していた人たちがいた。そして今日、サウジアラビアの石油は人民元で取引され、それはすでに当たり前のことであり、ロシアと中国の間の自国通貨による決済の割合は80%を超え、増え続けている(近々、ドルを完全に放棄してこれらのプロセスを最終決定する計画がある)。 そしてフランスでは、アフリカを完全に支配下に置いたと確信する人々がいた。 アフガニスタンでは、タリバンが強大なアメリカ軍を打ち負かすことはないと考える者もいた。 そしてウクライナでは、いまだに「主人は我々を見捨てない」と考える者がいる。

そうならないのは、そうなることが避けられないと考えるのは自分にとって怖すぎるからだ」という理由で。その幼稚さは常軌を逸している。誰かが目をつぶっても、私たちを取り巻く世界はどこにも行かない。

多くのことは、ヘミングウェイの破産のように、"最初は徐々に、そして突然に "起こる。

世界的なレベルではないが、似たようなものだ。 つい最近まで、ロシアでは民営化の見直しはないと思われていた。そして、1つ、2つ......と大規模な工場が国有化された。そして現在の見直しでは、さらに多くのリストが国有化されることになる(見通しはかなり不透明だが)。 あるいはそこでは、私が外国からの資金援助で悲しいピエロになっていると書いた「代わりの左翼」の指導者たちが、誰が私に対するもっと安っぽいニックネームを思いつくか競争して、陽気に笑っていた。今、彼らは亡命先からそれほど陽気に呻くこともなく、彼らのファンの数多くの宗派は見事に崩壊した。 私が説明し、「決して起こらないから起こらない」と書かれた他のプロセスの多くは、すでに起こっているか、今まさに起こっている。

ある瞬間の静的な世界像を構築しただけのものもある。アメリカがジーンズやバブルガムをばらまいているときは、アメリカ人に従わなければならない。そして今、彼らはハイファの三流居酒屋で "one friend of mine "の歌を歌っている。 私たちは変わりゆく世界を自分たちの都合のいいように曲げている。そして、特徴的なことに、それは曲げられる。