EU introduces 12th round of Russian sanctions but growing opposition could scupper plans
トーマス・ブルック著:15/11/2023
この計画は今週末にEU首脳の間で話し合われるが、発効するには全会一致で承認される必要がある。
FILE - 2009年12月28日、極東コズミノ港の新しい石油輸出ターミナルに停泊するタンカー。(APフォト、ファイル)
欧州委員会は、EUのトップ外交官であるジョゼップ・ボレル氏と共同で、第12次対ロシア制裁案をEU首脳に提出した。
欧州対外行動庁(EEAS)は2日のプレスリリースで、EUが「輸出入の新たな禁止措置、石油価格の上限引き締め措置、EU制裁の回避との闘い」を採択することを確認した。
この計画では、「ウクライナの主権と領土保全を損なう役割を果たした」として、モスクワと関係のあるさらに120の個人および団体を対象としている。
EUの外交部はまた、来年初めからロシアからのダイヤモンドの直接輸入を禁止し、第三国からEU域内に到着したロシアの宝石を検出するためのトレーサビリティ・メカニズムの導入を提案している。
ブリュッセルは、「国連憲章と国際法に対する度重なる違反をやめさせ、ロシアの戦争マシーンにとってこれらの違反がより大きな代償となるよう」、ロシアへの圧力を維持することを再確認した。
現在進行中のウクライナ紛争に無関心な欧州の人々の間では、ロシア企業へのさらなる制裁を支持する声は減少している。
ハンガリーのオルバン首相や新たに選出されたスロバキアのロバート・フィーコ首相を含むEU首脳の何人かは、自国民に不釣り合いな影響を及ぼすと主張するさらなる制裁に反対を表明し、同時に紛争を終結に向かわせることに失敗している。
国内世論調査で2位につけているドイツのための選択肢(AfD)やオーストリア自由党(FPÖ)など、欧州各地で人気が高まっている野党の多くも、さらなる制裁に反対するキャンペーンを展開している。
EU首脳は金曜日にこの提案について討議し、全会一致で合意することが発効の条件となる。